Zscaler、Claude Mythos 5.1の限定プレビュー提供を発表
Zscalerは、Zscaler Endpoint AI SecurityにおいてAnthropicのClaude Mythos 5.1の機能を限定プレビューとして提供開始することを発表した。組織内でボトムアップ型に拡大するシャドーAIに対し、関連するエンドポイント上のAIアクティビティーを結び付け、潜在的な攻撃経路を特定できるように支援する。これにより、セキュリティ部門がリスクの高いエージェントのアクティビティーを予防的にブロックし、機密データの保護やリアルタイムのポリシー制御を直接施行できるようにする。
従来型ツールで生じる可視性のギャップ
従業員が最新のAIアシスタントやコーディング エージェントなどを導入する動きが広がる一方で、従来のソフトウェア展開プロセスの対象外となるシャドーAIが増加している。MDMやEDRはエンドポイント セキュリティに不可欠な要素だが、それぞれ異なる目的で構築されている。
AIエージェントはユーザーのアイデンティティーとアクセス権を使用して操作するため、監査ログ上でユーザー本人の操作とエージェントによる操作を区別することが難しくなる課題がある。プロセスやファイルのレベルでは正常な動作に見える場合でも、どのエージェントが動作し、どのツールやデータに関与していたのかというコンテキストが不足しやすい。Endpoint AI Securityは、従来のエンドポイント ツールでは解釈や制御が難しかったAIアクティビティー レイヤーを保護するために構築されている。
Zscaler Endpoint AI Securityによる保護
Zscaler Endpoint AI Securityは、検出、ランタイムの可視化、ポリシーの施行という3つの柱を組み合わせてデバイスを保護する。
- 検出:管理対象デバイス全体で使用されているAIアシスタント、エージェント、ブラウザー、開発ツール、モデル、パッケージ、拡張機能、接続サービスを特定し、従来のインベントリーに表示されない資産を可視化する。
- ランタイムの可視化:エージェントの実行中に発生するプロンプト、ツール呼び出し、ファイル アクセス、コマンド、システム操作、ネットワーク アクティビティーなどのイベントを記録し、ユーザーやデバイスに関連付ける。
- ポリシーの施行:認可されていないエージェントやツールを制限し、危険なコマンドの阻止や機密データの保護を行うポリシー レイヤーを提供する。
Mythos 5.1によるExploit Pathsの強化
検出とランタイム監視で収集された詳細な証拠は分散しているため、それらの関連性を把握することが課題となる。Mythos 5.1は、Endpoint AI Securityの機能であるExploit Pathsを強化し、証拠を相互に関連付けて潜在的な脅威を特定する。各パスでは、分析の根拠となる証拠、評価の確信度、推測に基づくステップが示され、攻撃チェーンのどこで中断できるかを防御側に提示する。
ZscalerでAIセキュリティ担当EVPを務めるDhawal Sharmaは、Mythos 5.1を組み込むことで「エージェントの挙動、ツールの使用、データへのアクセスを明確なエクスプロイト経路として関連付け、最も大きなリスク軽減につながるアクションを防御側が優先できるよう、お客様を支援しています」とコメントしている。また、AnthropicのGTMリーダーシップ サイバーセキュリティであるAsh Alhashim氏は、組織のセキュリティ部門が複雑なAIアクティビティーを防御の観点から証拠に基づいて分析できるようになると説明している。
Zscaler Endpoint AI Securityの詳細確認やデモの依頼については、https://www.zscaler.com/jp/request-a-demoで受け付けている。
本記事は、米カリフォルニア州サンノゼにて10月5日(現地時間)に公開されたZscalerの発表をもとに作成。
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