AROUSAL Tech、AIツール特化型eラーニングで2億円調達
アローサル・テクノロジー株式会社は、株式会社Vision Platform、識学ファンド、および金融機関から総額2億円の資金調達を実施したと発表した。同社は2013年9月に設立され、AIリスキリング事業、AIコンサルティング事業、AIインテグレーション事業を展開している。
近年、生成AIの市場拡大や人的資本経営などのトピックスにより、企業内人材のリスキリングの重要性が高まっている。日本はOECD加盟国38ヵ国中31位という不名誉な統計データがあり、2040年には1,000万人を超える未曾有の人材不足に陥ると予測されている。
同社は創業時よりオフショア開発人材の登用を元に、様々な顧客のプロダクト開発支援を行ってきた。2015年からはAIインテグレーション事業を開始し、2022年末の生成AI登場で、AIが民主化し誰でも様々なスキルを身につけ働ける時代が来ることを感じ、2023年初頭からAIリスキリング事業とAIコンサルティング事業を開始した。その結果、10,000名を超える人々に研修を提供。一方で、日々進化するAI技術と増加するAIツールに、働く人々がついていけない状況を感じているという。
そこで同社は、『WA2(ワッツ)』というeラーニング搭載型AIツール攻略メディアを立ち上げた。WA2では、職種別、難易度別にAIに関する記事をまとめ、AIツールにおいてはeラーニング機能で学ぶことができる。eラーニング機能は2025年にリリース予定だ。
今回の資金調達により、サービス認知やプロダクト強化、eラーニングコンテンツ開発のための採用をさらに強化していく。同社は『AIの力で、世界を”わかりやすく”する』というパーパスを体現し、『DXを身近に、業務改革を容易に』というビジョンの実現を目指す。