CTCと日本IBMが協業、AI駆動開発サービスA-Nativeの提供開始へ
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下:日本IBM)は、AIを活用して新規アプリケーションの開発と既存システムの刷新を支援するサービス「A-Native(エー・ネイティブ)」で協業した。これに伴い、CTCが同サービスの提供を開始する。日本IBMが提供する「IBM Bob」を中心としたAI駆動開発ツールを活用し、アプリケーションの開発作業やシステム刷新に向けた調査・分析を支援する。
近年、企業では事業環境の変化や人材不足を背景に、システム開発の迅速化と品質の安定化が求められている。一方、長年運用してきたシステムでは、改修の積み重ねによる構造の複雑化や設計資料の整備不足といった問題を抱える場合もある。
その結果、改修を行う際の影響範囲の把握や刷新の判断が難しくなり、制度変更への対応遅れ、ITコストの増加、業務の属人化などの課題が生じているという。基幹システムや大規模な業務システムの改修や刷新を検討する企業に向けて展開し、価格は500万円(税抜き)からで、3年間で50社の導入を目指す。
A-Nativeを構成する3つのサービス
A-Nativeは、AIによるアプリケーションの開発、システムの構築や運用までを総合的に支援するAI駆動開発を中核としたサービス群である。要件整理、設計、プログラム開発、テストなどの開発工程の効率化を図るとともに、既存システムの構造やソースコードを分析して改修範囲を把握し、段階的なクラウド移行やモダナイズをサポートする。サービスは以下の3つで構成される。
- A-Native Develop:AIを活用して開発作業を効率化する
- A-Native Modernize:既存システムの分析・刷新を支援する
- A-Native Agent:社内のナレッジ検索や文書作成、問い合わせ対応などに活用できるAIエージェントを開発・提供する(2026年12月にリリース予定)
IBM Bobの採用と伴走型の支援体制
A-Nativeの中核となるA-Native Developには、AIエージェント駆動のエンタープライズ向け開発支援パートナーであるIBM Bobを採用している。IBM Bobが要件整理から設計、実装、テストまでの開発工程をAIで支援し、開発作業を効率化する。
さらに、監査ログ管理や作業承認などのガバナンス、セキュリティーや運用管理など、企業システムに求められる要件にも対応しており、AI利用に関する統制や管理プロセスを維持しながらAI駆動開発を推進できる体制を整える。
CTCは、企業向け大規模システム開発やクラウド基盤構築で培った技術力に加え、日本IBMとの技術検証で得た知見を活用し、要件整理や設計書作成などの開発作業を伴走型で支援する方針だ。今後も両社は、業務に合わせたAIエージェントの開発サービスを拡充し、更なるDXを支援していくとしている。
発表各社の概要
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 代表取締役社長:新宮 達史
- 本社:東京都港区
- 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 代表取締役社長:村田 将輝
- 本社:東京都港区
本記事は伊藤忠テクノソリューションズ株式会社および日本アイ・ビー・エム株式会社の発表をもとに作成。
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