Formlabs、業務用レジン3Dプリンタ史上最も手頃な
Formlabsが光造形3Dプリンタ「Form Studio 1」を発表、769ドルから
CATEGORY: テクノロジー
3DプリントサプライヤーのFormlabsは2026年10月13日、光造形3Dプリンタの新製品「Form Studio 1」を発表しました。価格は769ドルからで同日より注文の受け付けを開始し、2026年11月16日から出荷を開始する予定です。あわせて後処理装置の「Form Studio Wash+Cure」や、低臭気で皮膚への接触に対応する新しい「Alphaレジン」などを発表しました。
屋内利用に配慮した設計と認証取得
Form Studio 1は、専用の密閉設備や換気設備を必要とせず、小規模なオフィスやワークショップ、自宅などの共有スペースで稼働できるよう設計されています。完全密閉型のプリントチャンバーと低臭気のAlphaレジンを組み合わせることで、テントやエンクロージャーなしで使用できます。
また、Formlabs Alphaレジンと別売りの「VOC Extractor」を併用した場合、光造形プリンタとして初めて「UL GREENGUARD Gold認証」を取得しました。これにより、総揮発性有機化合物(VOC)排出量を「UL 2819 GREENGUARD Gold規格」が定める220 µg/m³未満まで削減します。

新プリントエンジンによる造形性能と使いやすさ

本体には「Low Force Display™(LFD)」を基盤とした新しいプリントエンジンが搭載されています。カスタムレンズアレイと28個のLEDにより、6mW/cm²の光を照射してレジンを硬化させます。35 µmのピクセルとアンチエイリアス処理により、滑らかでクリーンな表面を実現するとしています。造形速度については、ほとんどの造形が2時間以内に完了すると案内されています。
ワークフロー面では、レジンの自動供給・加温機能を備えたレジンカートリッジや、「クイックリリーステクノロジー(Quick Release Technology)」を搭載した柔軟性のあるビルドプラットフォームを採用し、造形品の取り外しを容易にしています。オプションの「Resin Tank Pro」を使用することで、サードパーティ製材料での造形にも対応します。なお、プリント成功率は第三者機関のテストで98.7%と測定された「Form 4」と同等としていますが、Form Studio 1自体の信頼性試験は現在進行中と注記されています。
Formlabsの共同創業者兼CEOであるMaxim Lobovsky氏は、スキルや経験に関わらず、試行錯誤することなくものづくりに集中できる環境を提供したいという趣旨を述べています。
新素材「Alphaレジン」と周辺機器・サービス
あわせて発表された「Alphaレジン」は、Grey、White、Black、Clear、Model、Fastの6種類が展開されます。いずれもISO 10993に準拠し、推奨される後処理を行うことで非細胞毒性、非刺激性、非感作性となり、30日を超える長期間の皮膚接触に対応します。価格は1Lあたり35ドルから(本文内には1Lあたり38.99ドルからとの記載あり)となっています。
周辺機器や関連サービスとして、以下の製品も発表されています。
- Form Studio Wash+Cure:パーツの洗浄と二次硬化を1台で行える後処理装置
- VOC Extractor:Form Studio 1とForm 4に対応し、造形中のVOC排出量を低減する後付けユニット
- Form Mobileアプリ:Form Studio 1、Form 4、Form 4Lの進捗状況確認や遠隔操作が可能なアプリ
- Nylon 11 Proパウダー:Fuse X1とFuse 1+ 30Wに対応し、Nylon 12パウダーの3倍以上の破断伸び率を実現する材料
- Form Now:米国内で最短2日で造形品を届けるオンデマンド3Dプリントサービス
価格と販売展開
Form Studio 1は769ドルから販売され、限定エディションとしてグラファイトのほか、アクア、ティール、バイオレットの限定カラーを展開する「Form Studio 1 Founder’s Edition」も用意されます。こちらは2026年11月30日、または在庫がなくなり次第販売終了となります。製品の詳細は同社ウェブサイト(formlabs.com/jp/3d-printers/form-studio-1/)で公開されています。
本記事はFormlabsの発表をもとに作成しました。
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