ファイントゥデイ、女性の体臭実態と機械学習によるニオイ判定モデルの成果を発表
株式会社ファイントゥデイ(本社:東京都港区、代表取締役 社長 兼 CEO:小森哲郎)は、ニオイ悩みを抱える女性の体臭実態を調査するとともに、官能評価(人間の嗅覚による評価)とニオイセンサーによる測定データを組み合わせた機械学習モデルの構築に取り組みました。同社は、その研究成果を2026年8月24日~25日に東京都で開催された第36回におい・かおり環境学会にて発表しました。
女性のニオイ悩み実態調査で半数が「スパイス様」と判明
体臭に関する悩みは生活の質に影響を与えかねない問題であることから、同社は「エージーデオ24」などのブランドを展開する企業として、知見を深め解決に役立てる目的で実態調査を行いました。
調査では、体臭の中でも腋窩(ワキ)のニオイ悩みを有する首都圏在住の20~50歳代の日本人女性106名を被験者とし、専門家による官能評価を実施しました。その結果、被験者のうち半数が、いわゆる「スパイス様」のニオイを持つことが明らかになりました。
被験者アンケートをもとにストレスや更年期、食生活、睡眠時間と体臭の関連についても検証が行われましたが、ニオイ強度との関連は確認されませんでした。この結果から、「スパイス様」のニオイの原因成分はニオイ認知閾値が低く、自覚的なニオイ悩みとして認識されやすい可能性が示唆されています。
従来の官能評価において避けられない評価者間のばらつきを抑え、客観的かつ高効率な評価手法を確立するため、同社はニオイセンサーによるニオイ情報と官能評価の結果を組み合わせた機械学習モデルの構築にも着手しました。
ニオイセンサーで測定した腋窩のニオイ成分データと、官能評価によるニオイタイプや強さを機械学習モデルに学習させて判定を実施したところ、いわゆる「ミルク様」のニオイでは官能評価との一致性が相対的に低かった一方、「スパイス様」および「酸っぱいニオイ」では高い一致性が確認されました。特に「スパイス様」のニオイについては、その強さに関しても正答率80%超の精度で判定できたとしています。

この成果により、構築した機械学習モデルがニオイ評価の客観化や効率化に向けた技術基盤となる可能性が示されました。
今後の展望
同社は今後も機械学習モデルのブラッシュアップを進め、定量的かつ網羅的なデータをより効率的に収集することでニオイ悩みに関する知見を積み重ねていく方針です。
株式会社ファイントゥデイの概要
- 本社:東京都港区
- 代表取締役 社長 兼 CEO:小森哲郎
- 創業:2021年(資生堂のパーソナルケア事業から独立)
- 公式ウェブサイト:https://www.finetoday.com/jp/
本記事は株式会社ファイントゥデイの発表をもとに作成。
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