株式会社SHIFTは、AI特有の品質不安を払拭し、システムへのAI活用を後押しするため、「AI特化型品質保証サービス」の提供を開始した。

近年、ITシステムにおいてAIの活用が期待されているが、技術的な断根拠やプロセスなどブラックボックス化された要素が多く、問題の原因究明や対策の難しさが課題となっている。また、学習データの質に左右されるアウトプットの精度など、安全性、信頼性に対する品質不安から、AIシステムの開発・活用に踏み切れない企業も多く存在する。

SHIFTは、今後も高まりが予測されるAIシステムへのニーズに対して、AIシステム特有の品質課題に対応する専門的な品質保証の提供が、各産業の発展に向けた有用なIT活用およびDX推進のために必要不可欠であると考えた。そこで、AI技術の知見を備えた専門チームを構成し、お客様のAIシステム開発を上流から一気通貫でご支援する「AI特化型品質保証サービス」の提供を開始した。

本サービスでは、産業技術総合研究所の「機械学習品質マネジメントガイドライン」をベースに、AIに特化した開発プロセスに対応するAI品質保証フレームワークを構築。AIシステムの開発において検討・決定すべき要求や要件、指標などの各項目を分解し、要件定義、品質保証、それぞれのフェーズにおける独自の基準、観点を用いた品質保証を実施する。

要件定義フェーズでは、AIの特性を考慮したコンサルティングに加え、独自の「AIチェックリスト」を用いてAIシステム全体の品質を評価し、品質保証フェーズでは、「AIテスト標準観点」に基づいて品質に関する不透明性を取り除いたテストを行い、安心・安全な品質保証を実現する。

SHIFTは、本サービスを通じて、安全性・信頼性の高いAIシステム開発を実現し、世の中のDX推進、イノベーションに貢献していく考えだ。