ウズベキスタン出身の特定技能ドライバー5名、在留資格認定証明書が交付 11月入国へ
特定技能人財の紹介や定着支援を手がける株式会社Proud Partnersと、ダイセーグループで食料品輸送サービスを展開するヒタチ株式会社は、ヒタチで就労予定のウズベキスタン人5名について、出入国在留管理庁より在留資格認定証明書(Certificate of Eligibility、通称「COE」)が2026年10月5日付けで交付されたことを明らかにした。5名は自動車運送業分野の特定技能1号人財として就労する予定で、ウズベキスタン共和国内閣府移民庁(ウズベキスタン移民庁)が日本へ送り出す初のウズベキスタン出身「特定技能ドライバー」となる見込み(ウズベキスタン移民庁調べ)である。現在は入国査証を申請中であり、早ければ2026年11月中に入国する予定となっている。
早期合格を実現した独自カリキュラムと育成背景
株式会社Proud Partnersは、2025年9月にウズベキスタン移民庁と「特定技能人財育成に関する国際労働協定」を締結した。今回の5名は、同社が現地で運営する育成拠点「ウズベキスタン プラウドアカデミー(以下、UPA)」において、ヒタチ株式会社専用のカリキュラムなどを履修し、優秀な成績で修了している。

就労予定の5名は、日本での特定技能1号ドライバーとしての入国条件である「自動車運送業分野特定技能1号評価試験(トラック)」および「JFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト)A2レベル」に5月末までに合格した。これは当初の予定よりも3~4ヶ月早い達成となった。
ヒタチ専用の育成内容としては、同社の採用担当者がUPA入学選考会で審査を行って採用候補者を選抜した上で、自動車運送業に特化した日本語や技能(安全教育を含む)、日本国内での生活ルール講座、安全・品質や社内用語などを盛り込んだ独自教材によるカリキュラムが実施された。
深刻化する国内ドライバー不足への対応

国内の自動車運送業界では少子高齢化などを背景にドライバー不足が進んでおり、2028年度にはドライバーが27.8万人不足するという予測も出ている。厚生労働省の発表によれば、自動車運転職(トラックドライバー含む、常用・パート含む)の有効求人倍率は2026年5月時点で2.37倍となっており、全産業平均の約2倍以上におよぶなど、人手不足が続いている状況がある。

株式会社Proud Partnersは、ウズベキスタン政府やUPA関係者とともに、育成の質とスピードを維持しながら、より多くの特定技能ドライバーの早期輩出を目指し、国内の自動車運送・物流業界や国民生活の安定に貢献していく姿勢を示している。



ウズベキスタン政府と連携した「自動車運送業向け特定技能人材育成プロジェクト」は、外国籍人財の育成を通じて課題解決を目指す取り組みである。自動車運送業分野から開始し、今後は建設業への拡大や、ウズベキスタン市場への進出を検討する日本企業の包括的支援も視野に入れている。同プロジェクトではウズベキスタン政府が候補者の集客や教育施設・車両・研修場所の提供を担い、株式会社Proud Partnersが日本語教育や運転技術・安全講習の教育を担当する。なお、運転技術や安全講習の教育はダイセーグループのイズミ物流株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平川 信)が共同育成する予定である。
育成訓練校であるUPAは700名規模の育成に対応できる施設で、敷地内には運動場や食堂、ウズベキスタン政府が提供する寮が備わっている。短期間で効率的に学べる教育方針のもと、徹底した日本式の規律訓練や定期的な「道徳」の授業を実施するほか、点呼や睡眠・体調確認、アルコールチェック、ラジオ体操といった法的義務事項の疑似履行を毎日欠かさず行うなどの特色を持つ。
参画企業の概要
ヒタチ株式会社
- 設立:1980年11月
- 住所:東京都千代田区岩本町3-4-6
- 資本金:2,940万円 (2026年4月時点)
- 事業内容:貨物自動車運送事業/倉庫業
- 代表取締役社長:伊藤 信政
- HP: https://www.d-hitachi.co.jp/
株式会社Proud Partners
- 設立:2012年7月
- 住所:新宿本社(東京都新宿区北新宿2-21-1新宿フロントタワー28階)
- 資本金:1億円 (2024年6月時点)
- 従業員数:126名 ※オフショアメンバーを含む
- 事業内容:1) 特定技能専門人材紹介事業、 2) 登録支援事業
- 代表取締役:鈴木竜二
- HP: https://proudcorp.com/
本記事は株式会社Proud Partnersおよびヒタチ株式会社の発表をもとに作成。
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