Dellows News

AZOOがシリーズA調達を実施 WASIMILのAIエージェント化を加速へ

宿泊業向け統合型ホテルOS「WASIMIL」を提供する株式会社AZOOは、シリーズAラウンドにおいて資金調達を実施した。モバイル・インターネットキャピタルをリード投資家とし、DNX Capital、京信ソーシャルキャピタル、ALL STAR SAAS FUNDなどが参画している。同社は今回の調達を契機に、WASIMILのAIエージェント化を加速させ、AIが宿泊バックオフィス業務の自動処理を行う新しい宿泊運営モデルの構築を進めるとしている。

資金調達の背景と宿泊業の課題

訪日外国人客の急増によって宿泊業界が活況を見せる一方、現場では15万人以上とも言われる深刻な人手不足が業界全体の供給制約となっている。株式会社AZOOはこの構造を業界最大のボトルネックと捉え、ツールの導入にとどまらず、業務フローの再設計からAIによる自律実行の定着までを一貫して支援する体制の構築を目指している。今回の資金調達は、宿泊業全体のAX(AIトランスフォーメーション)を前進させる実行体制を整えるための投資と位置づけられている。

統合型ホテルOS「WASIMIL」のAIエージェント化

同社の主力プロダクトである「WASIMIL」は、PMS(宿泊管理システム)や顧客管理(CRM)、会計、マーケティングなど15以上の機能を1つの基盤に統合した統合型ホテルOSである。現在は統合データ基盤上でAIが自律的に判断・実行する「AIエージェント」の活用を推進しており、需要予測に基づくシフト配置など、ホテル経営全体のAX化に向けた実証を大手旅館・ホテルのパートナー企業と重ねている。

調達資金の使途とAX人材の採用強化

調達した資金は、AIエージェントの開発推進と現場での実装体制強化に充当される。具体的には、ホテルチェーンの経営層と対話しながらAI導入によるオペレーション変革の戦略立案からプロダクト実装までを担う「デプロイメント・ストラテジスト(DS)」や、各専門領域のコアメンバーの採用を進める。あわせて、ホテルチェーン向けのAX化パートナー事業を展開し、現場実装から得られた運営知見をプロダクトに還元する体制を強化する方針である。

各社コメントと参画投資家

本ラウンドをリードしたモバイル・インターネットキャピタルのPartnerである稲垣 泰仁 氏は、同社について「従来ソフトウェア単体では解決が困難であった労働集約的な現場を、AIを活用して再設計しうる稀有なプレーヤーであると確信しております」と評価している。また、株式会社AZOO代表取締役の横田 裕子 氏は、AIとデータにより少ない人員でも高品質な運営とおもてなし、収益向上が成り立つモデルをつくり、地方を含めた観光の受け皿を広げていく姿勢を示している。

なお、本ラウンドを含む参画投資家として、モバイル・インターネットキャピタル、ALL STAR SAAS FUND、DNX Capital、京信ソーシャルキャピタル、W Fund、GxPartners、G-STARTUPファンド、NEXTBLUE、京大創業ベンチャーファンド、株式会社Fun&Creative、中野 智哉 氏が名を連ねている。

株式会社AZOOの概要

  • 会社名: 株式会社AZOO
  • 設立: 2020年1月31日
  • 代表者: 代表取締役 横田 裕子
  • 本社所在地: 京都府京都市下京区大政所町680番地1
  • 事業内容: 統合型ホテルOS『WASIMIL』の開発・提供、ホテルチェーン向けAX化パートナー事業
  • URL: https://www.wasimil.com

本記事は株式会社AZOOの発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間