東雲研究所、教育機関向け「あんしんLMSバックアップ」の提供を開始
北海道札幌市中央区の合同会社東雲研究所(代表社員:不破 崇行)は、2026年10月13日より、大学や学校のLMS(学習管理システム)向けバックアップサービス「あんしんLMSバックアップ」の提供を開始しました。ランサムウェアの被害によりLMSのサーバーが使用できなくなった場合でも、授業を継続できるようにすることを目的として開発されています。万が一ランサムウェアによる乗っ取りが発生した際も、ボタン1つでバックアップから一時的なサイトを立ち上げられる仕組みを備えています。
現時点ではMoodle™に対応しており、今後はSakai LMSとCanvas LMS(オープンソース版)への対応が予定されています。

被害時もボタン1つで一時的なサイトを立ち上げ可能
近年、ランサムウェアによる乗っ取り被害を受ける企業や研究機関が増加しています。LMSには授業資料や課題、成績などが集約されていますが、サーバーが暗号化されると調査や再構築が終わるまで稼働できないケースが一般的です。また、LMSと同じサーバーや権限で保存したバックアップは、攻撃者によって削除や暗号化をされるリスクがあります。
「あんしんLMSバックアップ」では、被害が発生した際に管理画面でバックアップを選択してボタンを押すだけで、一時的なサイトが立ち上がります。これにより、技術的な作業を必要とせず、サーバーの調査と再構築の期間中も授業を続けられるとしています。ただし、一時的なサイトは授業を続けるための臨時環境であり、学内の全員が同時に使う規模には向きません。動かせる期間は1年あたり、教員向けの「for パーソナル」が14日分、学校全体向けの「for スクール」が30日分となっています。

再構築したサーバーには「移行用データ」を用いて内容を復旧でき、このデータは一時的なサイトからも任意のバックアップ時点からも作成可能です。
自動バックアップと削除不可の保管体制

本サービスは、データベースとファイルを含むサイト全体を、毎日決まった時間帯に自動でバックアップします。保存したバックアップは、ロック期間(for パーソナルは14日、for スクールは30日)中は誰も削除できない形で保管されるため、攻撃者にサイトが乗っ取られた場合でもデータが残ります。
サーバーの被害によりバックアップが届かなくなった場合は、同社がそれを検知してメールで通知します。また、正常に戻せるバックアップであるかどうかは、1時間だけ開くことができる確認用サイト「プレビュー」(1サイトにつき1日1回まで)で事前確認が可能です。

データ送信時には、LMSに別途導入する専用プラグインがサイト内でデータを暗号化し、国内のAWS東京リージョンにある同社の保存先へ送信します。鍵はサイトごとに分けて管理されるため、保存先からデータが漏洩しても内容は読み取れません。暗号化の鍵は標準で同社がAWS KMSで管理しますが、for スクールプランでは学校と当社で鍵を分けて持つ「分割保管」の選択も可能です。分割保管では復元に学校側のリカバリーコードが必要となるため、同社単独での復元はできない仕組みです。


料金プラン(税別)は、教員向けの「for パーソナル」と法人・学校向けの「for スクール」が用意されています。
- for パーソナル:月額5,000円
保存容量50GBを含み、10GBごとに月200円で追加可能。直近1年の利用者が500人までで、学認・SAML・LDAPなどの認証基盤と未連携の、教員が自ら構築・運用するサイト向け。登録可能サイトは1つ、自動バックアップは1日1回、保存世代数は最大14世代。支払いはクレジットカードまたは請求書払い。
- for スクール:Shinonome Education Cloud 代理店経由での販売
学校や法人が運用するサイト向け。登録可能サイトは5つまで、自動バックアップは1日4回まで、保存世代数は最大60世代。支払いは請求書払い。
一時的なサイトの延長には1日あたりfor パーソナルが500円、for スクールが3,000円がかかり、2回目以降の移行用データ作成には1GBあたり40円の別料金が発生します。いずれのプランも申し込みから1か月は無料で試用でき、無料期間終了前に通知が行われ、自動で有料に切り替わることはありません。
利用の際は、特設ページのフォームから申し込み後、管理画面でサイト登録を行い、専用の連携ツール(無料)をLMSに導入して設定を完了させます。以降は毎日自動でバックアップが実行され、結果がメールで通知されます。
提供元の会社概要
- 社名:合同会社東雲研究所
- 代表:不破 崇行
- 所在地:北海道札幌市中央区北2条東1丁目3-3 アルファ北2条ビル3F Creative Lounge SHARE内
- 事業内容:学校向けシステム開発および運用保守
- URL:https://www.shinonome.co.jp
本記事は合同会社東雲研究所の発表をもとに作成されています。
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