統合報告書を「読む資料」から「AIで問いかけるIR」へ
ウィルズ、AI対話型「インタラクティブレポート」で統合報告書を公開
CATEGORY: テクノロジー
株式会社ウィルズは、IRプラットフォーム「IR-port(アイアールポート)」の機能「インタラクティブレポート」において、自社の「統合報告書2025」を日本語版と英語版で公開した。
インタラクティブレポートは、統合報告書を起点に企業と投資家の双方向コミュニケーションを図るAI対話型のIRレポートである。投資家が統合報告書に対してAIで質問を行い、知りたい情報を出典とともに直接確認できる環境を提供する。
2つの回答モードとフェア・ディスクロージャーへの配慮

インタラクティブレポートには、目的に応じて切り替え可能な2つの回答モードが用意されている。
「報告書に質問」モードは、回答の根拠を企業が開示した資料のみに限定し、回答の出典を表示する仕組みとなっている。開示されていない情報については推測による回答を行わない設計で、フェア・ディスクロージャーを意識している。また、ポートフォリオマネージャー/アナリスト、ESGアナリスト、個人投資家といった読み手の立場を選択することで、それぞれに応じた質問例が表示される。
もう1つの「IR-port AI」モードは、投資家が企業価値を評価する観点を体系化した企業評価規範に基づき、報告書の記載内容を分析する。分析に用いた評価観点を回答の下に示し(該当する場合)、報告書に記載のない事項はその旨を明示したうえで、追加で確認すべき論点を提示する。なお、本機能による分析は発行会社の見解を示すものではなく、投資勧誘・投資助言を目的とするものではない。
企業側のIR活動へのフィードバック
本レポートの導入により、企業側は投資家から寄せられた質問や閲覧状況を分析できるようになる。これにより、投資家が何に関心を持ち、どの情報にさらなる説明が必要なのかを把握することが可能となる。
把握した関心や課題は、IR面談、説明会、統合報告書や各種IR資料の改善に活用される。将来的には、面談記録や対話履歴、社内ナレッジも活用した独自のIRナレッジ基盤の構築を目指すとしている。
公開された統合報告書の構成とサービス概要
2026年10月13日に公開された「統合報告書2025」のインタラクティブレポートの概要は以下の通りである。
- 名称:株式会社ウィルズ 統合報告書2025(インタラクティブレポート)
- 公開日:2026年10月13日
- 言語:日本語/英語
- 構成:全40ページ(PDF版のダウンロード、本文検索、目次からの移動に対応)
- 回答モード:「報告書に質問」/「IR-port AI」
- URL(日本語版):https://wills.ir-port.com/ja
- URL(英語版):https://wills.ir-port.com/en
また、ベースとなる「IR-port」は株式会社ウィルズと株式会社パンハウスが共同開発したサービスで、統合報告書やサステナビリティ開示資料の制作支援および投資家との対話を支援する機能群を提供している。
本記事は株式会社ウィルズの発表をもとに作成。
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