日野市、都内初となる公立園での有償ボランティア保育職場体験を実施へ(日野市調べ)
日野市とエンパワー・サポート株式会社(石川県金沢市、代表取締役 高井 新司)は、令和8年10月13日(火)から12月24日(木)まで、日野市立保育園全9園において「保育職場体験事業」を実施する。保育士資格を持ちながら現在保育の仕事に就いていない潜在保育士を対象に、有償ボランティアとして現場を体験できる機会を提供する。潜在保育士の復職支援を目的に公立保育園で有償ボランティア体験を行う取り組みは、都内で初めてとなる(日野市調べ)。
業務内容を限定し復職への不安を緩和
本事業では、活動内容を掃除や片付け、外遊びの見守り、絵本の読み聞かせなどに限定し、1人あたり最大5回の体験を通じて、現場へのブランクに伴う不安を和らげ、復職への意欲を高めることを目指している。
日野市は令和7年5月にエンパワー・サポート株式会社と連携協定を締結し、潜在保育士の復職支援を進めてきた。令和7年度に実施した保育士有資格者実態調査では、回答者827人のうち潜在保育士297人の約57%にあたる168人が「短時間・単発の勤務であれば保育職への復帰を検討する」と回答した。また、同社が運営するマッチングサービス「ちょこっとほいく!」を活用した実証実験(令和7年10月~12月)では、市内18園が参加し31人の採用に結びついた実績がある。
一方で、説明会では経験の少なさや事故への懸念を理由とした不安の声も寄せられていた。こうした状況を受け、実際の勤務の前段階として、限られた業務から現場の雰囲気に慣れる機会として今回の事業が企画された。
保育職場体験事業の概要
体験事業の概要は以下の通りとなっている。
- 名称:保育職場体験事業(有償ボランティア体験)
- 募集期間:令和8年10月13日(火)~12月24日(木)
- 会場:日野市立保育園 全9園(ひらやま保育園、あらい保育園、みさわ保育園、たかはた台保育園、みなみだいら保育園、あさひがおか保育園、もぐさ台保育園、おおくぼ保育園、しんさかした保育園)
- 対象:保育士資格をお持ちで、保育現場への復帰を検討している方
- 内容:掃除や片付け、外遊びの見守り、絵本の読み聞かせ等
- 回数:1人あたり5回まで(1回あたり2時間程度)
- 謝礼:1回あたり2,700円
- 申込:エンパワー・サポート株式会社が運営する「ちょこっとほいく!」から
- 詳細:https://www.city.hino.lg.jp/kosodate/1028734/1029012/1029369.html
体験終了後は、就労相談などを通じて「ちょこっとほいく!」での短時間・単発勤務や有期雇用へのステップアップを図るほか、市立保育園での実施を通じて市全体の保育人材育成と保育の質の向上へつなげる方針だ。
段階的な復職を支援する今後の取り組み
日野市は「保育士が安心して働けるまち」を目指し、説明会や研修、園見学、有償ボランティア、短時間・単発勤務、有期雇用、フルタイム勤務へと至る段階的な復職支援を展開している。今後も以下の施策が予定されている。
- 保育のお仕事説明会:11月9日(月)、令和9年2月12日(金)
- 潜在保育士復職支援研修(講師:実践女子大学 井口眞美 教授):11月14日(土)ほか
- 就労相談会(復職サポーター:エンパワー・サポート株式会社):11月16日(月)ほか
- 復職希望者向け園見学サイトの試行:令和9年1月~3月(予定)
本記事は日野市およびエンパワー・サポート株式会社の発表をもとに作成しています。
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