生成AIを活用したラップバトル形式によるディベートシステム「SIGGRAPH Asia 2024」

Dentsu Lab Tokyoは、Think & Craft、朝日新聞社、兵庫県立大学と共同で、生成AIを活用しラップバトル形式のディベートシステム「Debate Generation System in Japanese Rap Battle Format」を開発した。このシステムは、トークテーマを入力すると異なる2つの意見をリリック形式で生成し、様々な議論を行うことができる。

2024年12月3日から6日にかけて東京国際フォーラムで開催された「SIGGRAPH ASIA 2024」のReal-time Live!セッションで発表され、最高賞である「BEST OF SHOW AWARD」を受賞した。

このシステムは、自分の意見を表明することが苦手な人でも、AIが生成したリリックを通じて議論に参加できることを目指している。難しいテーマから身近な話題まで、様々な議論をラップバトル形式で体験できる。

技術的には、日本語ならではの韻を考慮したリリック生成、コンテキストや相手の発話に応じた応答、ビートに適応した音響合成などが実現されている。これらをオーディオ・ビジュアルパフォーマンスとして統合し、即興的なリリックとユニークな表現力を通じて、新たなエンターテインメントの可能性を提示した。

Dentsu Lab Tokyoのアートディレクター竹内祐太氏は、「AIが生み出す即興的なリリックとユニークな表現力を通じて、新たなエンターテインメントの可能性をお楽しみいただければ幸いです」とコメントしている。

valvix

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