スマホで写真集出版、“スマパブリ”サービス「e-sell Photo Book」開始
株式会社リョーザンは、2024年10月1日より、初心者向け写真集制作アプリ「e-sell Photo Book」のサービスを開始した。このアプリは、iPhoneユーザーを対象としており、スマートフォンを使える人であれば、簡単に写真集を制作し、Amazonで販売できるという特徴がある。
「e-sell Photo Book」は、インフルエンサーやSNSで活躍する人、写真愛好家など、特別な知識や技術がなくても写真集を出版できるアプリだ。コスプレイヤーや地下アイドル、アスリートなど、幅広いユーザーが利用可能である。アプリ内で表紙と本文のレイアウトを選択し、スマホやiCloudに保存されている画像を使って作成できる。キャプションを入れたり、文章だけのレイアウトを作ることも可能だ。
このアプリの大きな特徴は、電子書籍ではなく、印刷された写真集を販売できる点にある。Amazon プリントオンデマンドサービス(Amazon POD)を活用しているため、在庫リスクがなく、利用料も無料となる。
同社は、インスタグラムに載せきれない写真や、イベントのオフショット写真集、ハンドメイド作品のカタログなど、ジャンルを問わず写真集を出版できる可能性を提案している。また、「道端に落ちている手袋写真を撮りためているので写真集にしたい」といったニッチな写真集も、このアプリなら手軽に出版できるとしている。
株式会社リョーザンは、出版を特別なものではなく、スマホでパブリッシング(スマパブリ)できる時代になったと考えている。ユーザーのアイデアを生かし、新しい出版の形にチャレンジしてほしいと呼びかけている。