ログラス、コクヨにLoglass AI IRを提供開始
株式会社ログラスは、コクヨ株式会社に対し、IR特化型AIソリューション「Loglass AI IR」の提供を開始した。コクヨは投資家面談における議事録作成の精度向上や、対話データの一元管理を目的に同サービスの活用を進めている。
投資家面談の増加と議事録作成の負担が背景
文具やオフィス家具などの製造・販売を手がけるコクヨでは、東京証券取引所が求める「資本コストや株価を意識した経営」への対応を背景に、機関投資家との対話機会が増加していた。対話内容を経営へ活かす重要性が社内で高まる一方、資料作成や面談対応などの業務負担が大きく、対応が一部の担当者に偏りやすい状況が生じていた。
特に議事録作成においては、面談後の確認や修正に工数を要しており、日本語と英語が混在する海外投資家との面談では負担がより大きくなっていた。また、作成後の議事録が複数のツールやフォルダに分散して保管され、過去の対話を振り返る際にも時間と労力がかかる状況だったことから、属人化の解消と対話データの一元管理に向け、IR業務に特化したAIソリューションの検討が進められた。
導入を決めた3つの要素
コクヨが「Loglass AI IR」の導入を決めた背景には、主に3つの理由がある。
1点目は、日本語と英語が混在する投資家面談においても、IR特化型の生成AIが高精度で議事録とQ&Aを自動作成し、録音の聞き直しや手作業での修正工数を削減できる点である。
2点目は、面談ごとの議事録やQ&Aを投資家単位で蓄積・検索できるため、担当者の知見に依存せずチーム全体で過去の対話の文脈を共有でき、属人化を解消できる点だ。
3点目として、議事録やQ&Aの自動作成にとどまらず、レポート機能や想定問答の作成など、蓄積した対話データを面談後の社内業務にも活用できる点が挙げられている。
先行導入による効果と社内での活用状況
コクヨでは2025年7月の先行導入以降、投資家面談を「Loglass AI IR」に登録し、議事録とQ&Aの自動作成によって作業負担を軽減している。さらに、レポート機能を活用した社内向けの面談報告書の作成や、エクスポートしたQ&Aをもとにした想定問答の作成など、対話データの活用範囲を広げている。
コクヨ株式会社のファイナンス&アカウンティング本部でファイナンス統括部長を務める三浦氏は、「年間ピーク時には1人が終日追われていた面談後の作業工数が劇的に削減されました」とコメントしている。面談内容の経営資料への反映が容易になったことで、IR戦略のブラッシュアップなど本質的な業務へリソースを集中できるようになったとしている。株式会社ログラスは、今後もコクヨにおける投資家との対話データの活用を支援し、IR活動の戦略的な実行をサポートしていくとしている。
会社概要
- コクヨ株式会社
- 代表者:取締役 代表執行役社長 黒田 英邦
- 所在地:大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 パークタワー 14階
- 事業内容:文房具・オフィス家具の製造・仕入れ・販売、空間デザイン・コンサルテーション等
- URL:https://www.コクヨ.com
- 株式会社ログラス
- 代表者:代表取締役 執行役員CEO 布川 友也
- 所在地:東京都港区三田3-11-24 国際興業三田第2ビル 9階
- 事業内容:新しいデータ経営の在り方を生み出すDX・AIサービスの企画・開発・販売
- URL:https://www.loglass.co.jp/
本記事は株式会社ログラスの発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



