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品川区が大井町駅西口で仮設の日カサ設置実験 暑熱対策シェードポリシー策定へ

品川区は、株式会社オープン・エー(中央区日本橋馬喰町2)公共R不動産、延世大学産学協力団・気候適応リビングラボ研究事業団と連携し、大井町駅西口の交差点横断歩道前の歩道上に仮設の日カサを設置する実証実験を10月2日~10月5日に実施した。

実証実験では日カサ設置の効果や利用者の意見、設置までのプロセスを含む実現可能性を検証し、暑さに強いまちづくりに向けた知見の獲得を目指す。検証結果は、区が策定を進めている暑熱対策都市戦略「シェードポリシー」へ反映される予定だ。

歩行者の暑さ軽減を目指す実証の背景

夏の猛暑が区民の健康や生活環境に影響を及ぼす中、熱中症対策や暑い夏でも安全・安心して歩くことのできる都市環境の整備が重要な課題となっている。徒歩による移動では暑さを避けることが難しく、横断歩道での信号待ちは移動の途中に必ず生じる滞留時間の一つとされている。

こうした移動の途中に生じる暑さに対し、まちなかに日陰をつくることで歩行者の暑さを軽減し、より安全で快適に歩くことのできるまちづくりにつなげる狙いがある。

日カサの利用状況や設置課題を検証

実証実験は、大学や研究機関、民間事業者と連携してSDGsに資する地域課題の解決を図る「しながわシティラボ」の採択事業「品川区の夏を冷やす 暑熱対策ソリューションの共創」として行われた。大井町駅西口 三菱UFJ銀行前や大井町駅西口 阪急百貨店前などで仮設の日カサを設置し、利用状況の確認や歩行者へのアンケート調査等を実施した。

横断歩道前に日陰を設ける取り組みとしては、韓国の「クヌル幕(日よけパラソル)」や、国内でも神戸市、御茶ノ水駅周辺(千代田区)などの事例がある。一方、日本のまちなかに日陰施設を設置するためには、道路管理上の取扱いや車両からの視認性、消防活動への影響など、さまざまな条件を整理する必要がある。

今回の実証では、日カサによる暑熱環境の改善効果だけでなく、まちなかへ設置した際の歩行者の利用状況や受け止め、設置・運用上の課題などを確認し、まちなかへの日陰施設導入に向けた体系化や基準づくりに必要な条件を整理していく。

実証の設計・実施・分析は、国内の公共施設に関する計画設計・調査研究・情報発信を行う公共R不動産と、韓国国内でのクヌル幕(日よけ)の導入に関する調査・研究を行う延世大学が連携して担当する。

暑熱対策都市戦略「シェードポリシー」へ反映

品川区は実証実験の結果を踏まえ、日陰施設の効果や導入可能性について検証を行い、現在策定を進めている暑熱対策都市戦略「シェードポリシー」へ反映する。これらの取り組みを通じて、猛暑の中でも安全・安心して歩けるまちの実現を目指すとしている。

関連情報・関連URL:

  • しながわシティラボ 品川区の夏を冷やす 暑熱対策ソリューションの共創: https://shinagawa-citylab.jp/issues/c3zV84zBaNg
  • 株式会社オープン・エー 公共R不動産: https://www.realpublicestate.jp/post/publicspacedesignforextremeheat-shinagawa-citylab/
  • 延世大学 産学協力団: https://research.yonsei.ac.kr/research-en/index.do
  • 延世大学 気候適応リビングラボ研究事業団: https://climatelivinglab.com/

本記事は品川区の発表をもとに作成。

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