社会人1年目の仕事と時間意識調査、シチズンが発表
シチズン時計株式会社は、2024年春に入社した新入社員400人を対象に、「社会人1年目の仕事と時間意識」調査を実施した。コロナ禍の影響を大きく受けて大学生活を過ごした今年の新入社員の仕事に対する価値観を、「時間」という切り口で探った。
調査の結果、会社で過ごす時間で最も好きなのは「同僚・上司との雑談」(37.3%)で、苦手なのは「電話応対」(37.0%)だった。無駄だと感じる仕事時間のトップは「朝礼」で、「コピー・ファックス」「業務報告書作成」「電話応対」は業務効率化を希望する声が多かった。
1日の勤務時間のうち、集中して仕事ができる時間は4時間以上が7割近く(67.9%)を占めた。仕事のパフォーマンスを最大化するための「理想の時間」としては、通勤時間は”30分圏内”、1日の勤務時間は”7~8時間”、休憩は”1時間~1時間半”、会議時間は”30分以内”が半数近く(47.6%)、仕事がある日は”6~7時間”寝たいと考えている人が6割に上った。
職場に慣れてきたと感じたのは、入社後3ヵ月以内が目安だが、5人に1人は半年以上経っても「まだ慣れない」と回答。また、半数近く(46.3%)が「いまだに新入社員扱い」で、失敗も大目に見てもらえるようだ。
入社1年目の緊張感からか、遅刻をしていない人が大多数で、遅刻をしてもせいぜい5~10分程度、“1時間以上”の大遅刻は約5%にとどまった。
忘年会シーズンを迎えるが、職場の飲みニケーションは控えめな姿勢で、上司や先輩との飲み会は「月1回、2時間程度」がちょうどよいと考えている新入社員が多いことが明らかになった。