近鉄とOpenStreet、三重県でHELLO CYCLING開始
近畿日本鉄道(近鉄)とOpenStreet株式会社は、2024年3月21日から三重県伊勢市でシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を開始すると発表した。これは三重県内で初の「HELLO CYCLING」の展開となる。ステーションは宇治山田駅前、五十鈴川駅前、伊勢市営内宮B4駐車場の3カ所に設置され、今後も伊勢市内でのステーション増設を目指す。
「HELLO CYCLING」は全国に約7,700カ所以上のステーションを設置し、300万人のユーザーに利用されている国内最大級のシェアサイクルプラットフォームだ。モバイルアプリやPayPayミニアプリなどから電動アシスト自転車を借りることができ、全国のステーションで貸し出し・返却が可能だ。利用料金は最初の30分130円で、その後15分毎に100円が追加され、最大12時間まで1,800円となる。
近鉄とOpenStreetは、シェアサイクルの拡大により、「鉄道×自転車」のエコツーリズムを推進し、自動車から自転車への転移による伊勢市内の渋滞緩和など、社会的課題の解決に貢献することを目指している。
シェアサイクルは、自転車の貸出・返却拠点となるステーションから自転車を借り、借りた場所と別のステーションにも返すことができるサービスだ。利用にはアプリをダウンロードして会員登録後、自転車を予約し、ステーションで自転車のスマートロックを解除して乗車する。
OpenStreetは、自転車活用推進法の後押しやユニークな水平分業型の地域パートナーモデルにより国内最大級のシェアサイクルプラットフォームである「HELLO CYCLING」および、スクーターや超小型EVのシェアモビリティプラットフォーム「HELLO MOBILITY」の展開を通じてラストワンマイルにおける多様な移動手段を提供し、MaaS促進を目指している。