マイナビ不動産、廃校カフェで地域住民の独立支援

株式会社マイナビ不動産は、千葉県長南町の廃校を活用した団体宿泊施設『仲間と泊まる学校 ちょうなん西小』に併設している “ちょうなん西小カフェ” の経営を、地域在住の長沼夫妻に委任することを発表した。

この取り組みは、マイナビ不動産が進める『地域創生×独立支援』の一環であり、地方移住を希望する人々の「仕事がない」という悩みを解決することを目的としている。長沼夫妻は、5人の子供を育てながら、将来は夫婦で飲食店を経営したいという夢を抱いていた。奥様は、ちょうなん西小のオープン当初からのベテランスタッフであり、アルバイトを通じて地域住民との交流を深めていた。

ちょうなん西小カフェは、宿泊客だけでなく一般客も利用できる地域の憩いの場として親しまれている。カフェの目玉メニューは、長南町特産のレンコンを使用した「ちょうなんプレート」で、千葉丼コンテスト学校給食部門で最優秀賞を受賞した「長南丼」のレシピを活用している。

長沼夫妻は、ちょうなん西小での経験を通じて、長南町の人々の温かさと優しさに触れ、町により深く関わりたいと考えるようになった。また、忙しい現代だからこそ、仕事に楽しさややりがいを感じている大人の姿を子供たちに見せたいと考えている。

マイナビ不動産は、地域の課題を事業を通じて解決することをテーマに、人がその地域で活躍するためには「仕事」の存在が重要であると考えている。今後も廃校の活用を通じて地域の活性化に取り組むとともに、その土地を愛する人がその土地で活躍できる取り組みを進めていく方針だ。