AI英会話アプリ「スピーク」を提供するSpeakeasyが7,800万ドルを調達し、評価額が10億ドルに到達
AI英会話アプリ「スピーク」を提供するSpeakeasy Labs, Inc.が、シリーズCラウンドとして7,800万ドル(約117億円)を調達したと発表した。今回の調達により、Speakeasyの出資総額は1億6,200万ドル(約243億円)となり、評価額は半年足らずで2倍の10億ドル(約1,500億円)に達し、ユニコーン企業となった。
調達資金は、AIを活用した言語学習体験の更なる向上に投資される予定だ。2024年にはユーザーの学習スタイルにパーソナライズされた2,500万以上のレッスンを提供し、2025年には最新の大規模言語モデル(LLMs)や音声技術を活用することでサービスを進化させていくという。
今回の投資ラウンドには、Accel、Khosla Ventures、OpenAI Startup Fund、Y Combinatorなどが参加した。Accelのパートナーであるベン・クアッツォ氏は、「スピークはAI市場において注目を集めているサービスであり、優れた成長の可能性を示している」とコメントしている。
また、Speakeasyは日本法人『スピーク合同会社』を設立し、国内展開を加速させる方針だ。マーケティングへの投資、国内における採用、法人向け「スピーク for Business」の提供などに注力していくとのこと。
Speakeasy CEOのコナー・ツヴィック氏は、「私たちは独自の学習方法とユーザーごとにパーソナライズされる高度なAIを組み合わせ、『話せる』を実現できるサービスを開発した」と述べ、今後も「話せる」を実現する最高のサービスの提供に専念していく意向を示した。
Speakeasyは2016年に設立。2023年2月には「スピーク」日本語正式版をリリースし、「App Store」の「教育」カテゴリの「無料App」ランキングにおいて1位を獲得するなど、着実に成長を続けている。