就職先を選ぶポイントは? 高校生・大学生の就職に関する意識調査

フォワード98株式会社が高校生と大学4年生を対象に実施した「高校生・大学生の就職」に関する意識調査の結果が発表された。調査は2024年4月16日から18日にかけてインターネットで行われ、高校生508人と大学4年生504人の合計1,012人から回答を得た。

調査によると、就職に対してポジティブな印象として最も多かったのは「経済的に安定する」で72.4%、次いで「自分のやりたいことが実現できる」が44.8%、「社会に所属している安心感を得られる」が23.7%だった。一方、ネガティブな印象としては「職場でストレスを感じる」が60.3%で最多、「長時間労働をしなくてはいけない」が50.8%、「ワークライフバランスが崩れる」が36.9%と続いた。

就職先を選ぶ上で重視するポイントは、「働きやすさ」が43.4%でトップ、次いで「給与や賞与の高さ」が33.9%、「仕事内容」が31.2%だった。逆に嫌だと思う職場環境は、「結果に対して評価してくれない」が50.1%、「やりがいを感じられない」が46.7%、「ノルマがある」が40.3%という結果になった。

将来の夢やキャリアプランについては、「将来の夢ややりたいことが決まっていて、実現に向けて動いている」と答えた人が38.7%いる一方、「将来の夢ややりたいことが複数あり、悩んでいる」が18.2%、「なんとなく憧れはあるが、まだ漠然としている」が21.1%、「特に決まっていない」が22.0%という回答だった。

また、手に職を付けることについては86.7%が「メリットがある」と回答。その理由として「職を失うリスクが少ない」が50.7%、「技術や知識を活かせる」が47.3%、「学歴に依存しない」が24.2%挙げられた。さらに、手に職を付けられて教育・評価制度が整っている企業については85.8%が「魅力を感じる」と答えている。