2024春ドラマ 視聴者が選ぶ名作5選
note株式会社は2024年5月7日、同年4月期のテレビドラマに関する感想記事を集計し、ランキングを発表。集計期間は4月1日から30日までで、note公式お題「#テレビドラマ感想文」と番組名のハッシュタグがついた投稿の数を集計した。
第1位は伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリーが共感を呼んだ。第2位は平安時代を舞台に『源氏物語』の作者・紫式部の人生を描いた大河ドラマ『光る君へ』。脚本を大石静が務めたことでも話題になった。第3位以降は、長谷川博己演じる弁護士が印象的な『アンチヒーロー』、宮藤官九郎が手掛けた青春群像劇『季節のない街』、『アンメット ある脳外科医の日記』が続いた。
noteでは映画やドラマの感想が人気コンテンツの一つで、2023年の「#考察」ハッシュタグ付き投稿数は2019年の4倍に増加。公式お題の「#映画感想文」「#テレビドラマ感想文」の閲覧数も伸びており、鑑賞後も他者の感想を通じて作品を楽しむ傾向が高まっている。
noteの投稿は閲覧数による広告収入が発生しないため、純粋に作品を語りたい動機による投稿が生まれやすい。読者は他者の感想や考察から解釈の違いを楽しみ、共感する相手を見つけられる。今回のランキングでは登場人物に感情移入しやすい作品や時代背景の理解で没入感が増す作品が多く並んだ。
なおnoteでは、作品の魅力を多くの人に伝えるプラットフォームとして、ファンの投稿を促進する機能を提供している。「みんなのフォトギャラリー」では映画やドラマの公式アカウントが画像を提供することで、ファンが感想を書きやすくなる。また、クリエイターの記事から引用したコメントが交通広告に起用されるなど、プロモーションにも活用されている。2020年10月からは「#ネタバレ」タグの機能を導入し、読者が自分に合った記事を選べるようにした。