美術家・長坂真護の初オンラインミュージアムが年内始動、アートの力でガーナのスラム街撲滅へ

Web3発のプロダクションカンパニー株式会社Apas Portは、LEGENDARY HUMANITY PTE. LTD.(L-H)が開発する美術家長坂真護の初オンラインミュージアム「MAGO Exhibition」のプロデュースを行い、2024年12月に公開予定であることを発表した。

MAGO Exhibitionは、長坂真護のアートが持つ社会的メッセージをデジタル空間で表現したオンラインミュージアムだ。世界最大級の電子廃棄物の墓場と呼ばれるガーナのスラム街からゴミをアートへと変化させ、スラム撲滅を掲げる長坂の壮大なビジョンを、Web3を通じて世界中の人々に届ける試みとなる。

ミュージアムには4つのルームがあり、それぞれ異なるテーマが設けられている。代表的なシリーズ作品や新作を含む50点以上が出展される予定で、これまで物理的な制約で鑑賞が難しかった作品も、世界中のどこからでも楽しむことができるようになる。将来的にはオンラインミュージアム内で直接作品を購入することも可能となり、ユーザーに新しいアート鑑賞体験を提供する。

ミュージアムデザイン設計
ルームイメージ

長坂真護は1984年生まれの美術家で、2017年からガーナのスラム街で廃棄物を使った作品制作を行っている。その売上から生まれた資金で、現地にアートギャラリーやリサイクル工場の建設、オーガニック農業やEVの事業を展開し、経済・文化・環境の好循環を生み出す「サステナブル・キャピタリズム」を提唱している。2030年までにガーナ人10,000名の雇用創出を目指し、スラム街をサステナブルタウンへ変貌させるため精力的に活動を続けている。

MAGO Exhibitionの開発を行うL-Hは、最先端の3Dスキャン技術を提供。200台の一眼レフカメラを360度に配置し、4Kおよび8Kの解像度で作品を撮影、わずか数秒でスキャンを完了させる高度なテクノロジーを誇る。さらに、独自のAIによるハイパーパラメータ調整技術を活用し、通常ではスキャンが困難な複雑なディテールや質感まで正確に再現。この技術により、物理的な展示と同等のクオリティで、デジタル空間でもリアルなアート体験を提供する。

Apas Portは、「Web3の力で世界に感動を届ける」ことをミッションに設立されたクリエイティブプロダクションカンパニーだ。日本を代表するWeb3コンテンツを開発し、全ての人が自らを主役と感じることができる瞬間を創出している。

valvix

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