アンティルとエム・データが提携 TV効果測定から企画設計をつなぐ仕組み開発へ
株式会社ベクトルの子会社である株式会社アンティルは、株式会社エム・データと業務提携を行った。エム・データが保有する「TVメタデータ(テレビ番組・TV-CMの放送実績データ)」と、アンティルの「7D(セブンディー)メソッド」を活用し、PR業務における効果測定から次のコンテンツ設計までをシームレスにつなぐソリューションの開発を推進する。
SNSの普及やメディアの多様化に伴い、企業が発信した情報がどこでどのように受け取られたかを把握することは以前より難しくなっている。一方で、PRにおける露出報告は掲載件数や広告換算値が中心のまま推移している。
特にテレビ露出は、扱われた番組やコーナー、文脈、放送時間によって意味が大きく異なるものの、現状ではその差が評価に反映されず、いずれも同じ1件としてカウントされている。成果につながった要因を説明する軸がないため、次の掲載に向けたPR企画の立案は担当者個人の経験に頼らざるを得ず、評価された内容を次の企画設計に反映しきれない点がPR活動の再現性を高める課題となっている。
TVメタデータと7Dメソッドの連携による企画案の自動提示
エム・データが保有する「TVメタデータ」には、どの放送局のどの番組で、どのような企業・商品ブランド・サービス・人物・トレンドなどが紹介され、どのように扱われ、どれだけの時間放送されたかが番組・コーナーやトピック単位で記録されている。
今回の取り組みでは、これらのデータにアンティルのPRノウハウをフレームワーク化した「7Dメソッド」を掛け合わせ、露出1件ごとに社会的ニュース価値と文脈を採点する。露出の量にとどまらず、扱われ方そのものを評価するフレームワークを構築する。
採点結果はAIが自動でレポートを生成し、成果につながった切り口や相性の良い番組の傾向を読み取ったうえで、次に発信するコンテンツの案として広報担当者に提示する。これにより、2026年1月に発表した株式会社リバースタジオとの業務提携で対象とした情報収集からコンテンツ作成までの自動化プロセスに、テレビメディアでの効果測定と企画設計が付与される。メディアジャンルを超えて情報の検知、コンテンツの生成、露出、評価、そして次の生成が循環する状態を目指すとしている。
業務負担軽減と今後のサービス展望
広報活動の効果測定に伴う集計や資料作成は、広報担当者の業務の中で少なくない時間を占めている。この業務をAIが担うことで、担当者はAIが作成したレポートの結果を読み、次に何を出すかを検討することに時間を使えるようになる。さらに、AIの活用によって可視化できていなかった広報担当者の成果を計測可能にし、そこから次のアクションを規定するアドバイザリーサービスの提供を目指す方針である。
提携企業の概要
- 株式会社アンティル
- 所在地:東京都港区赤坂4-15-1 ONE AOYAMA 14F
- 代表者:代表取締役 桂 俊成
- 設立:2004年
- URL:https://vectorinc.co.jp/business/pr/antil
- URL:https://note.com/antil
- 株式会社エム・データ
- 所在地:東京都港区新橋一丁目12番9号 新橋プレイス6階
- 代表者:代表取締役会長 関根俊哉/代表取締役社長 薄井司
- 設立:2006年1月
本記事は株式会社アンティルの発表をもとに作成。
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