自社専用業務システムの検討者の約8割が断念 ラクスが利用実態を調査
株式会社ラクスは、全国の20代~60代の有職者1,027名を対象に実施した「業務システムの利用に関する調査」の結果を公表した。業務システムを導入していても35.6%で手作業が残る実態が浮き彫りとなったほか、自社専用の業務システムを検討した回答者の79.3%が導入を断念するか本格化させなかったことが判明した。断念した理由としては開発・導入費用の高さが最多となっている。
業務システム導入後も手作業の残存やデータ分断が課題に
現在利用している業務システムについて感じている課題を尋ねたところ、「Excel・紙・メールなどの手作業が残っている」が35.6%で最多となった。次いで「改修・カスタマイズに費用がかかる」が30.8%、「システム間でデータが分断されている」が26.8%と続いた。
このほか、「システムに合わせて業務を変更しなければならない」が22.3%、「複数システムへの二重入力が発生している」が20.2%となっている。
自社専用システムへの導入意向は44.6%、検討者の約8割が断念
自社の業務に合わせて構築された自社専用の業務システムの導入意向については、「とてもそう思う」が16.9%、「ややそう思う」が27.7%となり、合わせて44.6%が導入意向を示した。
一方で、自社専用の業務システムを検討したことがある回答者のうち、「検討したものはすべて導入・開発した」は20.7%にとどまった。「検討したものの断念したことがある」、または「検討したことはあるが、本格的には進めなかった」は合わせて79.3%に上っている。
断念要因の最多は費用面、中堅・中小企業ではIT人材不足も顕著
自社専用の業務システムの導入・開発を断念する要因としては、「開発・導入費用が高い」が58.3%で最多となった。次いで「費用対効果を判断しにくい」が49.1%、「社内にIT人材が不足している」が46.5%と続いている。
企業規模別に見ても、「開発・導入費用が高い」は小規模事業者58.0%、中堅・中小企業54.5%、大企業62.3%となり、すべての企業規模で最多を占めた。また、中堅・中小企業においては半数(50.0%)が「社内にIT人材が不足している」と回答した。

労働人口の減少に伴い業務システムを活用したDX化が進み、国内のシステムインテグレーション(SI)市場、ERP(統合基幹業務システム)市場、SaaS(Software as a Service)市場は成長を続けている(主要企業の直近3年間の売上高推移を各社公開情報をもとに確認、ラクス調べ)。ラクスは今後について、培ってきた業務への知見や顧客理解とAIをはじめとする新たなテクノロジーを掛け合わせ、業務に寄り添ったサービスの開発・提供を通じて業務効率化に貢献していくとしている。


調査概要と会社概要
本調査の概要は以下の通りである。

- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象地域:全国
- 調査対象:20代~60代の有職者
- 有効回答数:1,027名
- 調査期間:2026年9月25日(金) ~ 9月30日(水)

株式会社ラクスの概要は以下の通りである。
- 本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿
- 設立:2000年11月1日
- 資本金:3億7,837万円
- 代表者:代表取締役 中村崇則
- 事業内容:クラウドサービス事業
- 会社HP:https://www.rakus.co.jp/
本記事は株式会社ラクスの発表をもとに作成。
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