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南山大学で学修成果可視化システムITERの説明会 利用意向は78.3%

南山大学は2026年8月3日、学修成果可視化システム「ITER(イテル)」の活用に向けた教職員向け利用者説明会を全学FD・SD企画として開催した。同システムはハーモニープラス株式会社が提供する「学修成果MOE」を活用したもので、ディプロマ・ポリシーに定められた学修目標の達成状況を可視化する。説明会後のアンケート途中集計では、回答者の78.3%が利用意向を示した。

教職員の業務に合わせた活用方法を提示

説明会では、システムの概要や基本操作の案内に加え、教職員の立場に応じた活用場面や他大学の取り組み事例、南山大学における運用方針が共有された。操作方法の習得だけでなく、授業や学生面談、学科会議といった日常の教育活動の中で使える場面を見つけることが重視された。

具体的な活用場面として、面談前に学生カルテや学修目標を確認して対話に生かすことや、担当授業の成績傾向や平均GPAの変化から次年度の改善策を検討すること、学科会議やFD・SDでディプロマ・ポリシー項目ごとの達成状況を共有して議論の土台をつくることなどが紹介された。

日常の教育活動に組み込む定着事例を紹介

学修成果可視化システムを定着させるアプローチとして、新たな業務を増やすのではなく既存の活動に組み込む重要性が説明された。他大学の事例として以下の方法が提示された。

  • 初年次教育などの授業時間内で、学生が学修目標を設定する方法
  • 成績返却のタイミングに振り返りを組み込む方法
  • 指導教員として担当する学生の面談と連携し、面談前に学生が目標や振り返りを入力する方法

面談前の確認や学期末の傾向把握など、教職員がそれぞれの立場で始めやすい場面を選ぶことが無理のない運用につながるとされた。

説明会後に実施されたアンケートについて、2026年8月24日時点の有効回答23件をもとに行われた途中集計では、78.3%がITERの利用意向を示した。また、78.3%が活用してみたい具体的な場面を一つ以上選択した。

関心が高かった活用場面は「面談前に学生カルテを確認する」(60.9%)が最多で、次いで「ゼミやキャリア支援でポートフォリオを確認する」(30.4%)、「学科会議やFDで分析チャートを確認する」(26.1%)となった。「無理なく使えそう」という設問には60.9%が肯定的に回答した一方、「どちらともいえない」も30.4%あった。今後必要な支援としては「自分の担当業務に合わせた活用例」(39.1%)や「短時間の操作案内」(30.4%)が挙げられている。なお、数値は今後の追加回答により変動する可能性がある。

学修成果MOEと会社概要

南山大学で導入された「ITER」の基盤である「学修成果MOE」は、成績や単位修得状況、目標、振り返り、面談記録などを蓄積し、学生の振り返りや教職員による学生支援・教育改善につなげるシステムである。

提供元であるハーモニープラス株式会社の概要は以下の通り。

  • 会社名:ハーモニープラス株式会社
  • 設立:2010年1月
  • 代表取締役:降旗 真寿幸
  • 所在地:東京都千代田区二番町7番地5 二番町平和ビル
  • 事業内容:EdTechソリューション事業、BPaaS事業
  • URL:https://www.harmony-plus.co.jp/

本記事はハーモニープラス株式会社の発表をもとに作成しています。

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