セルファイバ、細胞ファイバ製造装置Zeito™シリーズ2製品を日米で発売
株式会社セルファイバは2026年10月8日より、細胞ファイバ製造装置「Zeito™シリーズ」2製品の正式販売を日本および米国で同時に開始した。
今回販売が開始されたのは、GMP対応の細胞ファイバ製造装置「Zeito™ Plus 細胞カプセル化システム」と、研究初期段階向けの卓上型装置「Zeito™ Lite 細胞カプセル化システム」の2製品である。研究初期段階からGMP準拠の細胞医薬品製造まで、用途に応じた装置を提供することで、独自の細胞培養技術「CellFiber®(細胞ファイバ)技術」の活用を支援する。
用途に応じた2つの製造装置
正式販売が開始された製品のうち、「Zeito™ Plus 細胞カプセル化システム」は、再生医療等製品向け細胞の大量生産を目的として開発されたGMP対応の細胞ファイバ製造装置である。国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて研究開発が行われた。GMP準拠の細胞製造における大量培養に向けて設計されており、製造プロセスの安定化や効率化、製造時間の短縮を図る。
もう一方の「Zeito™ Lite 細胞カプセル化システム」は、研究初期段階における細胞ファイバ製造を目的とした卓上型装置である。CellFiber®技術を用いた細胞培養の検討に活用でき、企業や研究機関における基礎研究および初期のプロセス検討を支援する。
開発の背景と日米両拠点での展開
再生医療(細胞・遺伝子治療)においては、細胞医薬品の製造工程の複雑さや製造コストの高さにより、治療へのアクセスが世界的に限定されている課題がある。セルファイバは、アルギン酸ゲルで形成したチューブ内部に細胞を包み込んで保護するCellFiber®技術を基盤とし、細胞量産技術と装置の開発を進めてきた。
同社は2025年12月にGMP対応細胞ファイバ製造装置を発表し、2026年5月には製品ブランド名を「Zeito™」に決定した。さらに2026年10月1日には、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに米国法人CellFiber, Inc.のオフィスおよびラボを開設した。今後は日米の拠点を通じて製薬企業、バイオテクノロジー企業、CDMO、研究機関等との連携を深め、製品提供のほか導入支援やプロセス開発、共同研究開発などを推進するとしている。

代表取締役社長のコメント
代表取締役社長の古石 和親は、Zeito™シリーズの正式販売を日米で同時に開始したことについて、「再生医療の可能性をより多くの患者さんに届けるためには、治療に用いる細胞を、高品質かつ安定的に、効率よく製造できる環境が欠かせません」と述べている。
株式会社セルファイバの概要
セルファイバは、チューブ状のアルギン酸ゲル内部で細胞を保護するCellFiber®技術をもとに、細胞量産技術の開発に取り組むバイオテクノロジー企業である。
- 会社名:株式会社セルファイバ
- 本社所在地:〒135-0031 東京都江東区佐賀2-9-8 MSC深川ビル2号館 105
- 代表者:代表取締役社長 古石 和親
- 設立日:2015年4月1日
- 事業内容:細胞を含む生体材料およびソフトマテリアルを用いた研究、開発、生産、販売
- 公式サイト:https://cellfiber.jp/
本記事は株式会社セルファイバの発表をもとに作成。
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