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セコムなど3社、国際美術展TOKYO ATLASで次世代イベント警備を実証へ

セコム株式会社、NTTドコモビジネス株式会社、株式会社アジラの3社は、東京都などが主催する国際美術展「TOKYO ATLAS」において、次世代イベント警備の実証を実施します。本実証では、AI画像解析やセキュアなモバイル通信、セキュリティロボット「cocobo」、人による警備を組み合わせた運用を行います。実施期間は2026年10月10日(土)~12月20日(日)で、広域かつ来場者の多いイベントにおける警備品質の向上と業務効率化の可能性を検証します。

本実証では、広域な屋外イベント会場内に設置した複数のカメラ映像を、インターネットを経由させず、NTTドコモビジネスのモバイル通信ネットワーク内にある閉域の映像保存・解析基盤で処理します。大がかりな有線工事を行わずに映像を扱う環境を整え、IoT向けNaaS(Network as a Service)である「docomo business SIGN®」や法人向けクラウドサービス「docomo MEC®」を活用して低遅延かつセキュアな映像伝送環境を構築します。さらに、通信混雑が想定される環境に対応するため、「5Gスライシング」や「5Gワイド®」といった技術を用いて安定した通信の確保を図ります。

映像の解析には、アジラのAI警備システム「AI Security asilla」を採用し、人物の動きや通常とは異なる行動の検知を行います。検知結果は、常駐警備員が状況を確認して対応を判断するための補助情報として活用されます。また、人流データ分析プラットフォーム「asilla BIZ」を用いて来場者の動線や滞在状況を可視化し、混雑する時間帯や場所の把握を通じて警備人員の最適配置やイベント運営改善への活用可能性を検証します。

会場内では、セコムの自律走行型セキュリティロボット「cocobo」を活用した屋外エリアの巡回が実施されます。固定カメラによる監視と移動体であるロボットを組み合わせることで、柔軟な状況把握と抑止効果の可能性を検証します。

本実証の運用モデルは、AIやロボットを警備員の代替とするのではなく、人の判断と対応を支援する技術として位置づけています。システムが検知した情報は常駐警備員が映像や現場状況を確認したうえで最終的な判断と対応を行います。また、巡回にあたっては来場者や周辺利用者の安全に配慮し、カメラ映像や解析データは関係者間で定めるルールに基づき適切に取り扱うとしています。

各社の役割と今後の展開

実証における各社の役割は以下の通りです。

  • セコム:東京都および関係者との連携、警備サービスの企画・運用、実証全体の推進、監視カメラ、セキュリティロボット「cocobo」、監視・対応体制の提供、現地における警備運用
  • NTTドコモビジネス:「docomo MEC®」「docomo business SIGN®」「5Gスライシング」「5Gワイド®」などを活用した低遅延・高セキュリティな通信環境の提供、通信基盤の構築・運用支援
  • アジラ:AI警備システム「AI Security asilla」、人流データ分析プラットフォーム「asilla BIZ」の提供、行動検知や映像解析ならびに人流データの取得・分析支援

実証後、セコムは得られた知見をもとに次世代警備モデルの高度化を進め、イベント会場や商業施設、オフィスビルなどへの展開を検討します。NTTドコモビジネスは「AI-Centric ICTプラットフォーム®」構想のもとで産業分野でのAI社会実装を推進し、アジラは警備技術の高度化と人流データを活かしたサービス展開の拡大を図る方針です。

国際美術展「TOKYO ATLAS」実証概要

  • 実証名称:国際美術展「TOKYO ATLAS」における次世代イベント警備の実証
  • 実施期間:2026年10月10日(土)~12月20日(日)
  • 実施場所:国際美術展「TOKYO ATLAS」の臨海部会場の一部(展覧会会場:台場公園、お台場海浜公園、青海南ふ頭公園、テレコムセンタービル、WHAT MUSEUM、アイルしながわ)
  • 実施企業:セコム、NTTドコモビジネス、アジラ
  • 協力:東京都
  • 主催(TOKYO ATLAS):東京都、東京国際文化芸術祭実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化財団

本記事はセコム株式会社、NTTドコモビジネス株式会社、株式会社アジラの発表をもとに作成されています。

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