ソムチョンボク営漁組合法人、日本向け小容量蒸しアワビを初公開
韓国・莞島(ワンド)でアワビの養殖・加工・輸出を手がけるソムチョンボク営漁組合法人は、2026年9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催された「FOOD STYLE Tokyo 2026」に出展した。同社は今後の日本市場における販路拡大を見据え、日本の小売・外食市場向けに開発した小容量タイプの蒸しアワビ商品を初めて紹介した。

3日間で550件の商談や問い合わせを獲得
3日間で49,465人が来場した展示会のブースでは、食品卸や外食企業、小売事業者、食品メーカーなどを中心に商談が行われ、期間中に550件の有効な商談・問い合わせを獲得した。
同社が重点的に紹介した商品は莞島産アワビを使用した蒸しアワビ(スチームアワビ)である。従来の活アワビとは異なり、あらかじめ加熱加工を施すことで飲食店や家庭での下処理の負担を軽減できる。解凍後にそのまま料理へ使用しやすく、バター焼きや煮物、炊き込みご飯など幅広いメニューへの応用が可能な点を特徴としている。

日本市場を想定した小容量パッケージを初展開
今回の展示では業務用商品だけでなく、日本のスーパーマーケットや食品専門店、ECなどでの販売を想定したB2C向け小容量パッケージが初めて公開された。パッケージには日本語表記が採用され、家庭でも扱いやすい容量としつつ、調理方法を分かりやすく伝える商品設計が行われている。
会場で実施された試食では、食感を残しながら調理の手間を減らせる点について、小売・外食関係者から商品規格や価格、供給体制に関する問い合わせが寄せられた。活アワビに比べて加熱済み商品は導入しやすいといった業務面での評価もあり、小売や中食市場への展開可能性についても意見交換が行われた。
加工商品の拡充と地域展示会への参加方針
ソムチョンボク営漁組合法人は、従来の活アワビ輸出に加え、蒸しアワビや冷凍アワビなど用途別の商品ラインアップを拡充する方針である。外食産業の人手不足や調理工程の効率化を背景に、利便性の高い水産加工品への需要が高まる日本市場の変化に対応する。
今後は今回の商談結果をもとに外食・業務用市場での販売を継続するとともに、スーパーマーケットや食品専門店、ECなどの小売市場への展開も進める計画だ。また「FOOD STYLE Kyushu」など地域型の食品展示会への参加も通じて、九州をはじめとする日本各地域の食品卸・小売事業者との接点を広げ、販売チャネルの多角化を目指すとしている。
企業概要と関連リンク
- 企業名: ソムチョンボク営漁組合法人(SEOMJUNBOK)
- 拠点: 韓国・全羅南道莞島郡
- 事業内容: アワビの養殖・加工・輸出(活アワビ、冷凍アワビ、蒸しアワビなど)
- FOOD STYLE Tokyo 公式サイト: https://foodstyle.jp/tokyo/
本記事はソムチョンボク営漁組合法人の発表をもとに作成。
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