企業の記事向け構造化データ設定率は53.9% リブランディング調査
リブランディング株式会社は、企業が公開する記事における検索エンジン向けの設定状況に関する調査結果を発表した。HTMLを解析できた19,748記事(3,261社)を調査したところ、ページタイトルなどの基本設定は9割以上で確認された一方、記事向けの構造化データが設定されていた割合は53.9%にとどまった。基本項目が揃っている記事でも4割以上で記事向けの構造化データが確認できない実態が明らかになっている。
基本項目の設定率は9割超も構造化データは53.9%にとどまる
調査対象となった19,748記事において、ページタイトルは99.8%、大見出しは94.3%、記事の説明文は92.5%で確認された。記事として閲覧するための基本的な設定は多くのページで確認できた一方、Article、BlogPosting、NewsArticleのいずれかにあたる記事向け構造化データを確認できた割合は53.9%であった。

GoogleはArticle構造化データについて、記事のタイトルや著者、公開日など、そのページがどのような記事なのかをGoogleへより明示的に伝えるために利用できると説明している。
基本3項目を満たす記事でも44.5%が未設定
ページタイトル、大見出し、記事の説明文の3項目がすべて揃った記事は17,213本あった。そのうち記事向け構造化データを確認できたのは9,545本(55.5%)で、残る7,668本(44.5%)では確認できなかった。見た目上は記事として必要な基本情報が揃っていても、記事の種類や関連情報を検索エンジンへ明示する設定まで揃っているとは限らない状況が示された。
また、19,748記事のうち何らかのJSON-LD形式の構造化データを確認できた記事は15,017本(76.0%)だったが、このうちArticle・BlogPosting・NewsArticleのいずれかを確認できたのは10,649本(70.9%)であり、4,368本(29.1%)では記事向けの構造化データを確認できなかった。構造化データという仕組みを利用していることと、記事情報まで一貫して検索エンジンへ伝えられていることは同一ではないことが分かった。
未設定記事が見つかった企業の92.3%で全記事が未設定
HTMLを解析できた記事が2本以上ある2,721社を対象に企業ごとの設定状況を確認したところ、確認した記事すべてで設定があった企業は1,428社(52.5%)、確認した記事すべてで設定がなかった企業は1,193社(43.8%)、記事によって設定の有無が混在していた企業は100社(3.7%)となった。
未設定記事が1本以上見つかった企業は1,293社あり、そのうち92.3%にあたる1,193社では今回確認した記事すべてで未設定であった。今回の調査だけでCMSやテンプレートが原因だと断定することはできないものの、記事ごとの偶発的な入力漏れだけでなく、サイト側の共通設定として同じ状態が続いている可能性を示す結果となったとしている。
調査の概要
- 調査主体:リブランディング株式会社
- 調査時点:2026年10月5日
- 調査対象:オウンドメディアが確認・推定された企業5,073社
- 記事設定の分析対象:HTMLを解析できた確認済み記事19,748本、3,261社
- 企業ごとの設定状況の分析対象:HTMLを解析できた記事が2本以上ある2,721社
- 調査方法:公開されている企業サイト・記事ページを当社独自データベースで観測し、ページタイトル、大見出し、記事の説明文、JSON-LD形式の構造化データ、Article・BlogPosting・NewsArticleの有無を集計
本調査は取得できたHTMLをもとに集計しているため、JavaScriptによって後から生成される設定などは検出できていない場合がある。また、観測できた記事を対象とした分析であり、日本企業全体や各企業が保有する全記事を代表するものではない。構造化データの有無だけで、検索順位、検索流入、AI OverviewsやAI Modeへの表示状況を判断することはできないとしている。
本調査を実施したリブランディング株式会社の概要は以下の通り。
- 会社名:リブランディング株式会社
- 代表者:代表取締役 菊地 将
- 所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AkasakA 19階
- 設立:2016年1月
- URL:https://rebranding.co.jp/
本記事はリブランディング株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



