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フローレンス、ひとり親家庭など50世帯に新品ランドセルを10月下旬に配送へ

認定NPO法人フローレンス(東京都千代田区、代表理事:赤坂緑)は、全国のひとり親家庭など50世帯を対象に、新品のランドセルとお祝いの気持ちを届ける「おやこエール・ランドセル便」の配送を2026年10月下旬に実施します。本取り組みは、コストコホールセールジャパン株式会社から寄付されたランドセルを、寄付者の支援のもとで各家庭へ届けるプロジェクトです。小学校入学という大きな節目において、社会の多くの大人がこどもの成長を祝う存在として寄り添うことを目指しています。

入学準備におけるひとり親家庭の負担と葛藤

小学校への入学はこどもにとって最初の大きな門出であり、多くの家庭では祖父母など親以外の大人からランドセルが贈られるなど、準備を支援する大人の存在があります。一方で、ひとり親家庭ではその準備を親一人で抱え込まざるを得ないケースが少なくありません。

昨今の急激な物価高に加え、一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査2026」によると、ランドセルの平均購入価格は62,034円と5年前から約7,000円上昇しています。入学前は上履き、体操着、文房具、教材、学習机、入学式用のフォーマル服などの購入が一気に重なり、家計に大きな支出が集中します。高額なランドセルの準備はお下がりを探すなどの対応を迫られる場合もあり、周囲がお祝いムードに包まれる中で新品を買ってあげられない申し訳なさや、自分一人では十分に祝ってあげられないという罪悪感を保護者が抱えてしまう実態があります。応募した家庭からも、物価高で生活に余裕がないことや、周囲の話題に混ざれないことへの心苦しさといった声が寄せられています。

社会からのエールを届ける「おやこエール便」

フローレンスが継続的に取り組む「おやこエール便」は、夏休みや入学前、年末年始など、子育て家庭への経済的・精神的負荷が集中しやすい季節や人生の節目に、ひとり親家庭へ必要な物資とメッセージを届ける活動です。単なる生活困窮支援にとどまらず、親一人で抱え込まずに社会が見守っているという姿勢を形にして届け、家庭の孤独感や罪悪感を和らげることを目的としています。今回の「おやこエール・ランドセル便」は、このプロジェクトの一環として企画されました。

「おやこエール・ランドセル便」は、フローレンスが運営する体験提供プラットフォーム「こども冒険バンク」を利用する家庭を対象に届けられます。配送や運営にかかる費用は、フローレンスを支える個人寄付者の寄付によってまかなわれます。

  • 対象:フローレンスの「こども冒険バンク」を利用するひとり親家庭など50世帯(※配送家庭の募集は既に終了しています)
  • 配送内容:新品のランドセル(黒・パープルの2色から選択可能)、文具など
  • 配送時期:2026年10月下旬
  • 協力:コストコホールセールジャパン株式会社

受け取ったこどもが入学を祝ってもらった証として誇りを持って背負えるようにすること、そして保護者が一人で門出を整えなくてもよいと感じられる環境を目指すとしています。フローレンスは今後も同取り組みを通じて、子育て家庭に負荷がかかりやすい時期ごとに支援を届けていく方針です。

認定NPO法人フローレンスについて

フローレンスは、未来を担うこどもたちを社会で育むため、事業開発、政策提言、文化創造の3つの軸で社会課題解決と価値創造を行う国内最大規模のNPO法人です。日本初の訪問型・共済型病児保育事業団体として2004年に設立され、ひとり親支援、こどもの貧困防止、虐待や親子の孤立防止、障害児家庭支援など総合的な活動を展開しています。2015年度に国策化された「おうち保育園」をはじめ、「フローレンスの障害児保育・支援」、「フローレンスのにんしん相談・赤ちゃん縁組」、「こども宅食」などの事業を推進しています。

  • コーポレートサイトURL:https://florence.or.jp/

本記事は認定NPO法人フローレンスの発表をもとに作成しています。

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