産婦人科医を対象とした卵子凍結に関する意識調査、正しい認知「されていない」多数

オンラインピル診療サービス『mederi Pill』を展開するmederi株式会社は、同サービスでオンライン診療を担当している産婦人科医を対象に、卵子凍結に関する意識調査を実施した。

調査の結果、「卵子凍結は選択肢を広げるための手段としては良い」というポジティブな意見とともに、「確実に妊娠できる手段ではない」「ハイリスク妊娠が増加する」など、成功率やリスク面に対する意見も多く集まった。

また、「卵子凍結について、正しく認知されていると思いますか?」という質問に対し、7割が「思わない」と回答し、「正しく認知されている」という回答はなかった。世の中の卵子凍結への一般的な認知と理解は不十分であり、専門医の視点からも懸念として感じられている状況が読み取れる。

卵子凍結に関して重要だと考えられる情報として、成功率、失敗率、適正年齢、プロセスが挙げられた。これらの情報は、卵子凍結を検討する女性にとって必要不可欠であり、より広く周知されるべきポイントだと考えられる。

また、卵子凍結のリスク・副作用・年齢との関係など、女性自身が正しい知識を持った上で選択できる状況が望ましく、社会全体としても正しい知識を必ず含めた形で卵子凍結に関する発信が必要であると言える。

卵子凍結を検討する際の情報収集方法として、卵子凍結の経験者からのクチコミを参考にすること、リスクや成功率について医療機関で専門医に尋ねること、クリニックのWebサイトやYouTube、治療経験者のYouTubeなどを視聴することなどのアドバイスが挙げられた。

加えて、卵子凍結を実施するクリニック選びにおいて最も重視すべき点は、経験豊富な医師や専門スタッフがいるかどうか、卵子凍結および妊娠成功率の実績、設備や技術の充実度などが挙げられた。

今回のアンケート結果から、世の中における卵子凍結への正しい認知と理解がまだ不十分である状況が浮き彫りになった。mederiでは、今後も卵子凍結に関する正しい情報提供を通じて、女性のライフプランニングをサポートしていくとしている。

【mederi調べ】

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