AIアイドル事業のParadigm AI、資金調達を実施
Paradigm AI株式会社は、AIアイドルコンテンツのグローバル展開に向けて資金調達を実施したと発表した。同社は、千葉道場ファンドとANOBAKAを引受先とする資金調達を行い、調達資金はグローバルに向けた本格的なコンテンツ配信と制作体制の強化に伴う人材の採用に充てる予定だ。
Paradigm AI株式会社は、「日本から世界最強のエンターテイメントを」というミッションのもと、AIなどの最新テクノロジーを用いてAIアイドルユニットをプロデュースしている。第1弾ユニットとして、ユーザー参加型オーディションにより選ばれた5人組ユニット「aideal」がデビューし、先月公開したTikTokは2週間でフォロワーが1万人を突破するなど注目を集めている。また、5月からはティザームービーやミュージックビデオをはじめとする複数のコンテンツをYouTubeなどを中心に配信する予定だ。
今回の資金調達に伴い、同社ではコンテンツ制作やマネジメントなど複数のポジションで採用を強化している。千葉道場ファンドの代表取締役である千葉功太郎氏は、「誰よりもアイドルが好きな吉田さんの日本の推し活文化を豊かにしていきたいという純粋な思いから生み出されたAIアイドル事業のこれからの展開を楽しみにしています」とコメントしている。
また、ANOBAKA生成AIファンドのアソシエイトである小林晃氏は、「生成AI技術を活用したバーチャルヒューマンによるAIアイドル事業を手がけるParadigm AI社に出資させて頂きました。VTuberをはじめとするバーチャルヒューマン市場が盛り上がりを見せる中、よりリアルな人間に近いビジュアルのAIアイドルは同市場を更に拡大させる事業になっていくと確信しております」と述べている。
Paradigm AI株式会社は、日本のアイドルコンテンツをリスペクトしつつ、新しいエンターテイメントを創出し、世界へ発信していくことを目指している。AIアイドルという新しい分野での挑戦に向けて、今後の同社の動向が注目される。