少数株ドットコム、オーター氏を解説するウェビナーを2026年10月9日に開催へ
非上場企業の株式流動化プラットフォームを運営する少数株ドットコム株式会社は、ノーベル賞の有力な先行指標として知られるクラリベイト引用栄誉賞(Clarivate Citation Laureates)を取り上げる特別ウェビナーを2026年10月9日に開催する。本セッションでは、2025年に同賞に選出されたマサチューセッツ工科大学のデヴィッド・オーター(David H. Autor)氏を取り上げ、同社の代表取締役会長である山中裕氏が業績と受賞可能性を解説する。資本市場や労働市場に関心を持つビジネスパーソンや投資家などを対象に、Zoomウェビナーによるオンライン配信で実施される。
クラリベイト引用栄誉賞(Citation Laureates)は、Web of Scienceの引用データを分析し、ノーベル賞級の影響力を持つ研究者を選出する顕彰制度である。2002年の開始以降、選出者のうち89名が実際にノーベル賞を受賞しており、受賞予測の有力な先行指標とされている。
2025年に選出されたマサチューセッツ工科大学のDaniel (1972) and Gail Rubinfeld Professorであるオーター氏は、ローレンス・カッツ氏とともに「賃金構造、所得格差、教育の進展、技術変化に関する先駆的分析」が評価された。同氏の研究は、仕事を「タスク」に分けて捉える点に特徴がある。フランク・レヴィ氏、リチャード・マーネイン氏との2003年の論文では、コンピューターが定型的な認知・手作業を代替し、問題解決や複雑なコミュニケーションなど非定型認知タスクを補完することを、1960〜1998年の米国データで示した。
デヴィッド・ドーン氏との2013年の研究では、中間賃金の事務・生産職が縮小し、高賃金の専門職と低賃金の対人サービス職が拡大する「雇用の二極化」を分析した。同年のドーン氏、ゴードン・ハンソン氏との「The China Syndrome」では、中国からの輸入競争にさらされた米国の地域ほど製造業雇用が減少し失業が増加したことを示し、主たる仕様で同時期の製造業雇用減少の約4分の1を説明すると推定している。さらに2015年の論文では自動化と雇用の関係を整理したほか、近年はAIが人間の専門性を補完する場合と価値を下げる場合の研究を行っている。同氏はHeinz 25th Anniversary Special Recognition AwardやSociety for Progress Medalを受賞し、AI2050 Senior Fellowにも選ばれている。
山中裕氏は、AIや自動化が企業の人員構成と収益構造をどう変えるかを投資判断の重要な論点と考えてきたとした上で、技術と貿易の影響をタスクと地域で測った同氏の受賞可能性を読み解くとしている。
本ウェビナーの主なトピック
当日は以下の4つのトピックを中心に解説が行われる予定である。
- 「職業」ではなく「タスク」を見る(コンピューターが代替するタスクと補完するタスクを区別し、技能需要の変化を分析)
- 雇用の二極化(中間賃金の仕事が縮み、高賃金専門職と低賃金サービス職が伸びる構造の実証)
- チャイナ・ショックと地域労働市場(中国からの輸入競争の費用が特定地域へ集中し長く続くことを示した研究)
- 引用栄誉賞とノーベル賞の行方(カッツとの同時選出やAI時代の労働研究を踏まえた、受賞可能性の読み解き)
開催概要


- 日時:2026年10月9日(ノーベル賞発表に先立つ特別回)
- タイトル:少数株ドットコム代表 山中 裕「クラリベイト引用栄誉賞を読み解く」特別回(経済学)『デヴィッド・オーター――技術と貿易が仕事を変える仕組みを測った経済学者』
- 形式:オンライン配信(Zoomウェビナー)
- 参加費:無料(事前登録制)
- 対象者:労働市場やAI・自動化、所得格差に関心のある方、ノーベル賞・引用栄誉賞の予測に関心のあるビジネスパーソン、雇用構造の変化を重視する投資家
- 申込方法:info@shosukabu.com 宛に、件名へ『「クラリベイト引用栄誉賞 経済学・オーター」ウェビナー参加希望』と明記のうえ申し込み
少数株ドットコム株式会社の概要
- 社名:少数株ドットコム株式会社
- 本社所在地:東京都練馬区東大泉三丁目37番7号
- 代表者名:山中 裕
- 設立:2023年03月
- 資本金:9000万円
- 業種:サービス業
- 電話番号:03-3590-4667
- URL:https://www.shosukabu.com/
本記事は少数株ドットコム株式会社の発表をもとに作成。
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