2023年1月10日、世界中に衝撃が走った。「孤高の天才ギタリスト」と称されたジェフ・ベックが78歳で亡くなったのだ。彼の訃報に際し、多くのミュージシャンが哀悼の意を表した。

そんな中、2025年2月11日に日本の有明アリーナにて、ジェフ・ベックのトリビュート・コンサートの開催が決定した。このコンサートは、ジェフ・ベック財団公認のもと、日本のギター・ヒーローたちが集結して行われる。

ホスト役を務めるのは、日本ロック・シーンを牽引し続けるChar。共演者には、同じく日本ロックの発展を担ってきた布袋寅泰とB’zの松本孝弘が名を連ねる。さらに、ジェフ・ベック・バンドの新旧メンバーであるロンダ・スミス（ベース）、アニカ・ニールズ（ドラムス）、ジミー・ホール（ボーカル）、ゲイリー・ハズバンド（キーボード）も参加する。

コンサートの構成は、Charをホストとした全曲ジェフ・ベック楽曲での約2時間。布袋と松本も、それぞれリクエスト曲で参加する。出演者同士のコラボレーションにも期待が高まる。

Charは、ジェフ・ベックの音楽との出会いを振り返りつつ、「この40年、俺じゃないと表現できないものを追及する！という思いでやってこられたのは、ジェフのお陰なんだ」とコメント。布袋は「偉大なるジェフ・ベックに捧ぐこのトリビュート・ライブに参加できることをとても嬉しく光栄に思います」と語り、松本は「唯一無二とは正に彼の事ですよね」と、ジェフへの敬意を表した。

チケットの一般発売は2024年12月21日10時から。ジェフ・ベックの音楽世界が、日本が誇るギタリストたちによってどのように表現されるのか。ロック・ファンにとって見逃せない一夜となりそうだ。