ローランド・ベルガーが日系医療機器メーカーの変革を考察したレポートを公開
ローランド・ベルガー日本法人は、医療機器業界を取り巻く競争環境の変化と日系医療機器メーカーの成長戦略を考察したレポート「国内依存からの脱却:グローバル競争時代における医療機器メーカーの変革」を公開しました。
レポートでは、中国メーカーの台頭や医療現場の構造変化に対応し、持続的な成長を実現するための道筋がまとめられています。
医療現場の構造変化と中国メーカーの台頭
国内医療機器市場が堅調に推移する一方、国内生産の伸びは相対的に低く、輸入品が市場拡大をより多く取り込んでいる状況にあります。
また、中国メーカーは巨大な国内市場を背景とした規模の経済、研究開発投資、規制対応力、そして米国市場への展開を通じて、技術・品質・コスト・グローバル展開力を兼ね備えた競争相手へと変化しています。
こうした環境変化により、従来の製品中心の競争だけでは持続的な成長を実現しにくくなっています。
製品中心からワークフローや患者ジャーニーへの移行
医療従事者不足や病院経営といった課題が深刻化する中、医療機関はワークフローや患者ジャーニー全体からソリューションを評価するようになっています。患者側にとっても、診断の早期化、治療機会の拡大、治療後フォローの充実といった価値が求められています。
ローランド・ベルガーの分析によると、海外売上比率の高い企業ほど成長率や市場評価が高い傾向が見られることから、国内メーカーにとっても海外事業は重要な経営テーマと位置づけられています。単体製品の性能向上だけでなく、ワークフローや患者接点、データ活用を含めた競争力の構築が重要視されています。
提示される3つの成長モデルと実行論点
本レポートでは、診療科によってエコシステム化の進展度が大きく異なることを示したうえで、疾患・製品カテゴリーと地域特性に応じて選択すべき成長モデルとして以下の3つを提示しています。
- 技術リーダー型
- ワークフロー統合型
- 患者ジャーニー型
さらに、各モデルの実現に必要となる能力や、資本配分、外部連携、M&Aを含む実行上の論点に加え、どの能力を内製・提携・買収で獲得すべきかを検討するための示唆がまとめられています。本レポートは同社のウェブサイトからダウンロードが可能です。
ローランド・ベルガーの概要は以下の通りです。
- 創業:1967年
- グローバル本社:ドイツ・ミュンヘン
- 日本法人代表取締役:大橋譲
本記事はローランド・ベルガー日本法人の発表をもとに作成しました。
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