ゴールドウイン、8年ぶり新作水着「Fastskin LZR Pure GLINT」発表
スイムウェアブランド「スピード(Speedo)」を展開する株式会社ゴールドウインは、2024年3月18日に8年ぶりの新しいトップレーシング水着「Fastskin LZR Pure GLINT」を発表した。これは、日本人選手のパフォーマンス向上と世界での活躍を目指して、日本独自の技術を用いて開発されたものだ。
新しい水着は、本国のトップレーシングモデル「Fastskin LZR Pure Valor」をベースに、日本人選手に適したデザインを追求。ゴールドウインの研究開発施設「GOLDWIN TECH LAB」で約3年間にわたる研究の結果、完成に至った。選手の声を反映し、日本人選手の体形に合わせたサイズバランスで新しいパターンを設計。これにより、着用時のフィット感が向上し、水の浸入を防ぎ、水の抵抗を低減することが可能となった。
また、製品名の「グリント(GLINT)」は、選手がこの水着を着用して閃光のように速く泳ぐことをイメージして名付けられた。自社開発と内製化による生産を行うことで、選手たちに届けるタイミングを大幅に短縮し、適切な価格でより良い製品を提供するという。
主な展開アイテムとしては、「Fastskin LZR Pure GLINT Openback Kneeskin」(価格:44,000円)と「Fastskin LZR Pure GLINT Jammer」(価格:29,700円)がある。前者は、胸から背中にかけての設計を見直し、肩ひもに起因する違和感を改善。後者は、股上と股下をともに長くすることでサポート面積を増やし、抵抗を減少させるとともに、ウエストのシリコンやスピンドルを改良し、フィット感を向上させている。
販売はスピードのオフィシャルオンラインストアで行われ、3月18日に予約が開始され、4月10日から販売が開始される予定だ。新しい水着の詳細は、3月18日に公開予定の特設ページで確認できる。
スピードは、1920年代にレーサーバック(世界初のウールではない水着)を発表し、2008年にはFastskin LZR RACER(当時最も速く、最先端技術を用いた水着)によって、新たな水着の定義を確立。2015年には、スイマーがより速く感じられる初の水着、Fastskin LZR Racer Xを発表し、その開発は、330人以上の競泳トップスイマーの協力を得て、心理的かつ身体的な分析を行うことで実現した。