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日本精工、工作機械向け新サービスを提供へ 設計とデータ管理を効率化

日本精工株式会社(NSK)は、工作機械メーカー向けの設計開発および製造管理支援サービスを拡充し、新たに2つのサービスを提供します。スピンドルの設計効率化を支援する有償の「MT-Click!Speedy Premium」と、軸受情報を顧客システムと連携させる無償の「NSK Verify API」を契約企業向けに展開します。

「MT-Click!Speedy Premium」は2026年9月より提供を開始しており、「NSK Verify API」は2026年11月に提供を開始する予定です。設計開発の効率化と製造管理のデジタル化を促進し、顧客の生産性向上と付加価値創出につなげる方針です。

工作機械業界では、設計開発の効率化、生産現場のデジタル化、技術者不足への対応などを背景として、デジタル技術を活用した業務高度化が求められています。

従来、工具やワークを高速回転させる主軸であるスピンドルの設計において、高度な解析を行うにはNSKへの問い合わせや個別検討が必要となる場合があり、設計期間の短縮が課題となっていました。また生産現場では、軸受の使用履歴や検査成績データをより効率的に管理するニーズが高まっていました。

高度な設計を可能にする「MT-Click!Speedy Premium」

「MT-Click!Speedy Premium」は、工作機械のスピンドル設計および軸受解析を実現する契約企業向けの有償Webアプリケーションサービスです。

従来の一般公開版「MT-Click!Speedy」が軸受単体の簡易設定・解析にとどまっていたのに対し、本サービスではスピンドル仕様を含む詳細設定により、スピンドル全体と軸受単体の高度な解析を実行し、詳細レポートを入手できます。

これにより、スピンドルの最適設計に必要な各種部品の検討を顧客内で完結できるようになり、開発プロセスの効率化と開発リードタイムの削減につながるとしています。スピンドルの高剛性化など新たな性能要求にも迅速な解析が可能です。

入力は日本語・英語に対応し、出力レポートは多言語(日本語・英語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国語・ドイツ語)に対応しています。

工場のデジタル化を加速する「NSK Verify API」

「NSK Verify API」は、軸受の検査成績データを自社システムへ連携できる契約企業向けの無償サービスです。

従来のスマートフォンアプリ版「NSK Verify」に対し、新たにAPI(Application Programming Interface)として提供されます。顧客が開発したソフトウェアに組み込み、ハンドスキャナーなどで製品の2次元コードを読み取る仕組みと連携することで、製品情報の取得と管理を効率化します。

アプリ版では1点あたり約60秒かかっていたデータの取り込み時間を、本サービスでは約10秒に短縮できるとしており、作業時間の短縮や在庫管理・使用履歴管理の高度化を支援します。

JIMTOF2026への出展と企業情報

NSKは、今回発表した2つのサービスを、2026年10月26日(月)~ 10月31日(土)に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」に出展します。

東京都品川区に本社を置く日本精工株式会社(取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊)は、1916年に日本で最初の軸受を生産して以来、100年以上にわたり事業を展開してきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受分野で世界第3位、ボールねじや電動パワーステアリングなどにおいても事業を展開しています。

本記事は日本精工株式会社の発表をもとに作成されています。

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