Spotifyが報告書「Culture Next」を発表、Z世代のカルチャートレンドを調査

世界最大のオーディオストリーミングサービスSpotifyは、Z世代のカルチャーやトレンドを調査した年次報告書「Culture Next」の2024年版を発表した。本報告書では、Z世代ユーザーのデータをもとに、リスナー、クリエイター、ブランドがSpotify上でどのようにつながり、カルチャーを形成しているのかを探求している。

調査によると、日本のZ世代の94%が「日常の活動中に音楽やポッドキャストを聴くことで、今この瞬間に生きている実感が湧くことがある」と回答しており、自身を取り巻く環境やカルチャーに深い関心を示していることがわかった。また、Z世代の74%が「自分たちの世代は傍流ではなく主流だ」と認識しており、この割合は2021年の59%から大幅に上昇している。

音楽面では、日本のZ世代の92%が「今夢中になっている音楽は、これからもずっと心の中に残り続ける」と回答。また、「初めて」をテーマにしたプレイリストの再生時間がグローバルで8,600万分に達しており、Z世代は人生の節目に音楽を結びつける傾向がある。さらに、日本のZ世代の87%が「恋愛対象の相手と音楽の好みに共通点があると、つながりが深まる」と回答している。

ポッドキャストについては、Z世代によるビデオポッドキャストの視聴時間が2024年上半期で前年比58%増加し、29億分に達した。また、Z世代の37%がポッドキャストのライブや収録イベントに参加したことがあると回答している。

スポティファイジャパンの上級執行役員である立石ジョー氏は、「若年層のSNS疲れが話題になっている昨今、Spotifyはポジティブな体験を求めるZ世代にとって欠かせないパートナーです。今年のCulture Next調査においても、Spotifyならではの視点で、多くの興味深いインサイトを得ることができました」とコメントしている。

本報告書は、Z世代についての理解を深め、彼らに効果的にリーチするためのインサイトやアイディアを提供しており、マーケティング担当者にとって貴重な資料となるだろう。

調査報告書「Culture Next」
https://ads.spotify.com/ja-JP/culture-next/2024-report/

valvix

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