男子小学生の33.1%が自分用端末を所有、26.2%はフィルタリング知らず
株式会社小学館のプロジェクト「コロコロコミック研究所」は、小学1年生から6年生までの『コロコロコミック』読者819人を対象に実施した「スマートフォン・キッズケータイ」に関するアンケート調査結果を発表した。
調査によると、自分用の端末を持つ児童の33.1%のうち、26.2%がフィルタリングの設定状況や存在自体を知らないと回答した。また、家庭での利用ルールや利用時の困りごとなど、男子小学生における端末利用の実態が浮き彫りになっている。
自分用端末の所有率は33.1% 非所有者の7割以上が「持ってみたい」
全回答者819人を対象に自分用のスマートフォンおよびキッズケータイの所有状況を尋ねたところ、「どちらも持っていない」が66.9%で最多となった。一方、「スマートフォンのみ」は19.3%、「キッズケータイのみ」は11.6%、「両方持っている」は2.2%となり、いずれかの端末を所有している児童は合わせて33.1%だった。

「どちらも持っていない」と回答した548人のうち、自分用の端末を「持ってみたい」と答えた割合は71.9%にのぼった。






自分用のスマートフォンまたはキッズケータイを所有する271人を対象に、有害なサイトやアプリの閲覧を制限する「フィルタリング」の認知・設定状況を調べたところ、「設定されている」が48.0%だった。


一方で、「設定されているかどうかわからない」が18.5%、「『フィルタリング』を知らなかった」が7.7%となり、合計26.2%の児童が自身の端末への設定状況や存在を把握していない結果となった。
こども家庭庁が2026年3月に公表した「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」報告書では、小学生保護者の58.4%がスマートフォン契約時または契約変更時にフィルタリングに加入したと回答している。これに対しコロコロコミック研究所は、保護者が設定した端末を無自覚に使用している児童が一定数いると推測している。
57.6%が家庭内ルールありと回答 利用時間の制限が最多
端末を持つ271人に利用時間のルールについて尋ねたところ、57.6%が「ルールがある」と回答した。「ルールはないけど、自分で気をつけている」(13.7%)を合わせると、71.2%が使用状況を意識している形となった。

ルールがあると回答した156人に具体的な内容(複数回答可)を聞いたところ、「1日に使ってよい時間が決まっている(〇分・〇時間まで)」が74.4%で1位となった。次いで「課金はしない」が62.8%、「アプリをダウンロードするときは保護者に相談する」が51.3%となった。
用途の1位は調べものや勉強 困りごとは「つい使いすぎてしまう」
スマートフォンを所有する176人に端末でよくすること(複数回答可)を尋ねた結果、1位は「調べものや勉強に使う」(80.7%)、2位は「おうちの人と連絡する」(74.4%)、3位は「ゲームをする」(61.4%)となった。
よく使っているアプリやサイト(複数回答可)では、「YouTube」が47.2%でトップとなり、以下「LINE」(29.0%)、「にゃんこ大戦争」(20.5%)、「Roblox」(18.2%)、「ポケモンGO」(9.7%)と続いた。
端末を持つ271人に利用時の困りごと(複数回答可)を尋ねたところ、「特にない」が46.5%を占めた。具体的な困りごととしては「つい使いすぎてしまう」(33.9%)が最も多く、「勉強や睡眠に集中できなくなった」(10.7%)、「おうちの人とケンカになることがある」(5.9%)、「知らない人からの連絡がこわかった」(5.5%)、「友だちとのメッセージでトラブルになった」(2.2%)が挙げられた。
コロコロコミック研究所所長の小林浩一は、スマホが身近になった環境において、単に使わせないのではなく安全に楽しく使う力を子ども自身が身につけることが重要であるとし、家庭で付き合い方を考える契機にしてほしい旨を述べている。
調査概要
- 調査名:『コロコロコミック研究所』アンケート
- 調査期間:2026年7月15日~8月12日
- 調査対象:『コロコロコミック』読者またはそのご家族
- 調査機関:自社調査
- 集計数:819
- 調査方法:WEBアンケート
- 関連URL:http://corocorolab.com/
本記事は株式会社小学館の発表をもとに作成されています。
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