歯肉出血は20代前半で4割超も深い歯周ポケットは30代後半から増加 厚労省調査分析
北海道札幌市中央区でユアーズデンタルクリニックを運営する医療法人令徳会は、厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査のデータをもとに、歯ぐきの出血と深い歯周ポケットの割合を同じ年齢軸で比較分析した結果を公表しました。口腔診査で歯肉出血が確認された人は20〜24歳で41.5%に達した一方、6mm以上の歯周ポケットを持つ人は30代前半まで1%未満にとどまり、35〜39歳で7.5%となるなど、2つの所見が現れる年齢帯に違いが見られました。分析の全文は、情報サイト「Save Your Teeth.」(https://save-your-teeth.jp/columns/perio-signs-by-age/)で公開されています。

歯肉出血と深い歯周ポケットで異なる出現年代
今回の自社分析は、2024年に実施され2025年6月26日に公表された厚生労働省の令和6年歯科疾患実態調査(口腔診査受診者8,560人、質問紙回答者14,678人)を対象に、2026年9月24日に行われました。
歯肉出血がある人の割合は、15〜19歳で36.7%、20〜24歳で41.5%と10代のうちから上昇し、40代前半(39.5%)と同水準を示しています。10歳以上全体では42.9%(男性45.6%、女性40.8%)で、50〜54歳で49.5%、80〜84歳で50.3%でした。

一方、重い歯周病の目安とされる6mm以上の歯周ポケットがある人の割合は、15〜19歳で0.0%、20〜24歳で0.6%、25〜29歳で0.8%、30〜34歳で0.0%と、30代前半までは1%未満で推移しています。これが35〜39歳になると7.5%に上がり、55〜59歳で13.1%、60〜64歳で17.4%、80〜84歳で22.7%と年代とともに高くなる傾向が示されました。
診査結果と日常の自覚症状に20ポイント以上の開き
口腔診査の数値に対し、質問紙調査で「歯をみがくと血が出る」と回答した人の割合は、1歳以上の全体で6.3%、最も高い60〜64歳でも12.8%にとどまりました。15の年齢階級のうち12の階級で1割未満となっています。
診査で出血が確認された割合と自覚している割合の差は、最も小さい10〜14歳でも22.1ポイント、最も大きい80〜84歳では45.8ポイントとなり、すべての年代で20ポイントを超えています。この差の背景として、調査員が口内を確認する診査と、日常の歯みがきで本人が自覚しているかを尋ねる質問紙という調査手法の違いが挙げられています。
分析の前提と留意点
本分析は年齢階級別の公表割合を並べて比較したもので、出血がある人が将来的に深いポケットを持つようになるといった因果関係を示すものではありません。また、口腔診査と質問紙は対象者が一部異なり、同一人物の結果を突き合わせたものではない点や、各年齢階級の人数により数値に幅がある点、出血があること自体が直ちに重い歯周病を意味するわけではない点などの留意事項が挙げられています。なお、85歳以上の歯肉出血の公表値33.4%には歯が1本もない人(18.9%)が含まれており、歯がある人に限定して計算すると41.2%になるとしています。

ユアーズデンタルクリニック院長の湯口晃弘氏は、「数字の大小そのものよりも、ご自身の歯ぐきの状態を検査で確かめる機会を持っていただくきっかけになればと思います」とコメントしています。
医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックについて

医療法人令徳会が運営するユアーズデンタルクリニックは、地下鉄大通駅直結の自由診療専門の歯科医院です。
- 医院名:ユアーズデンタルクリニック
- 運営法人:医療法人令徳会
- 設立:2015年9月
- 所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F
- 理事長:湯口 晃弘
- 診療科目:歯周外科、歯周組織再生療法、インプラント治療、審美歯科(自由診療専門)
- 公式サイト:https://yours-dental.com/
本記事は医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックの発表および厚生労働省「令和6年歯科疾患実態調査の結果について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59190.html)をもとに作成しました。
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