まんてん.と昭和女子大学が深海魚メヒカリの新商品開発プロジェクトを開始
愛知県豊橋市の水産加工会社である有限会社まんてん.は、昭和女子大学の学生6名とともに、愛知県蒲郡市などで水揚げされる深海魚「メヒカリ」をテーマとした新商品開発プロジェクトを進めています。食生活やライフスタイルの変化などを背景に魚離れが続くなか、学生自身が魚の未来について考え、商品を開発する取り組みへと発展しました。2026年春に発足した学生チームが主体となり、同年9月から商品開発に向けた活動を本格化させています。

学会での出会いから10年を経て共同開発へ

有限会社まんてん.と昭和女子大学の交流は、2016年8月28日・29日に名古屋学芸大学で開催された日本調理科学会の企業ブースに、当時の昭和女子大学の教授が訪れたことがきっかけとなりました。同年10月には昭和女子大学の管理栄養学科でメヒカリに関する講義を行い、以降も講義を継続してきました。
2025年の講義終了後、大学側から新商品開発に関する相談が寄せられたことを機に新プロジェクトが始動しました。講義を続けて10年の節目を迎える2026年春に学生6名による「メヒカリプロジェクトチーム」が発足し、試食や水産業が抱える課題の共有を経て、2026年9月から学生主体の開発を進めています。
深海魚メヒカリの魅力を若い世代の視点で商品化
開発の対象となるメヒカリは正式名称をアオメエソといい、水深200~400mほどの海域に生息する深海魚です。愛知県蒲郡市では年間約400トンが水揚げされる地域の水産資源ですが、約20年前までは小ささや市場価値の低さから未利用魚として扱われていました。


今回のプロジェクトでは企業側があらかじめ答えを用意するのではなく、管理栄養学を学ぶ学生の視点と水産加工の知見を掛け合わせ、同世代が手に取りたくなるような新しい商品の開発を目指しています。
未利用魚の価値創出や食育への取り組みを継続

有限会社まんてん.ではこれまでも、2024年に愛知県立三谷水産高等学校とともに未利用魚「ギス」を使った缶詰を共同開発したほか、唐揚げ製造時に廃棄されていた頭や内臓を活用した「メヒカリ魚醤」の開発などに取り組んできました。今回のプロジェクトを通じても、地域の魚食文化を次の世代へつないでいく方針です。
有限会社まんてん.の概要
- 会社名:有限会社まんてん.
- 所在地:〒441-8077 愛知県豊橋市神野新田町字ヲノ割40-1
- 代表者:代表取締役 黒田 孝弘
- 事業内容:メヒカリ・ニギスを中心とした深海魚の加工食品製造・卸販売ほか
- 公式サイト:https://manten-ff.com/
本記事は有限会社まんてん.の発表をもとに作成しました。

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