SVPジャパン、CCS世界市場分析レポート公開 2025年に45.1億ドルと推定
会員制マーケットリサーチサービスを提供する株式会社SVPジャパンは、SVP注目市場分析レポート「二酸化炭素回収・貯留(CCS)-世界市場の現状と将来展望-」を会員企業向けに公開した。同レポートによると、CCSの2025年における世界市場は45.1億ドルと推定されている。各国の政策支援を背景に、実証や研究開発を中心とする段階から商業化に向けた動きが広がりつつある状況をまとめている。
CCS市場の現状と事業モデルの変化
二酸化炭素回収・貯留(CCS)は、発電所や工場などから排出されるCO2を分離・回収し、輸送したうえで地下深部に長期的に貯留する技術および事業である。製造工程でCO2が発生し、電化や再生可能エネルギーへの転換だけでは排出削減が難しいセメント、鉄鋼、化学、水素製造などの産業において有力な脱炭素手段として挙げられている。
市場では、排出事業者が個別に設備を整備する形から、複数の事業者が輸送・貯留設備を共同利用するハブ・クラスター型へと事業モデルの変化が進んでいる。商業化と市場形成に向けては、コスト面の改善や輸送・貯留を含む事業環境の整備が課題とされている。
参入企業の動向と競争軸の広がり

CCS市場にはエネルギー大手や産業ガス企業、回収技術・エンジニアリング企業など多様なプレーヤーが参入している。回収領域では技術やコスト、EPC遂行力が競争軸となる一方、輸送・貯留領域はインフラ投資や貯留適地、許認可が必要となるため参入障壁が高い状況にある。
市場形成が進む中で、競争の焦点は回収技術単体にとどまらず、CCSのバリューチェーン全体を構築・運営する事業組成力へと広がりを見せている。
日本国内における制度・事業の進展
日本国内でも商業化に向けた制度や事業形成が進められている。2025年にはCCS事業法に基づき、苫小牧沖が国内初の特定区域に指定された。
さらに国内での貯留に加え、船舶を用いてCO2を海外へ輸送・貯留する国際CCSの検討も行われており、2030年度までの事業開始に向けて国内外で具体化が進んでいる。
株式会社SVPジャパンの会社概要
- 社名:株式会社SVPジャパン
- 代表取締役:橋本 雅
- 所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1-38-9 宮前ビル2F
- 設立年月日:1974年7月1日
- 事業内容:会員制のビジネス情報提供サービス
- URL:https://www.svpjapan.com/

本記事は株式会社SVPジャパンの発表をもとに作成されています。
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