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クレアトゥラとフィリピン国家灌漑庁、低炭素稲作クレジット制度化でMoU締結

クレアトゥラ株式会社とフィリピン国家灌漑庁(National Irrigation Administration:NIA)は、パンガシナン州およびカガヤン州の5つの国営灌漑システム(National Irrigation System:NIS)を対象とした、間断灌漑(Alternate Wetting and Drying:AWD)を活用したカーボンクレジットプロジェクトの制度化に関する覚書(MoU)を締結しました。調印式はケソン市のNIA本部で開催されました。

5つの国営灌漑システムを対象に低炭素稲作を推進

本MoUは、パンガシナン州の4つの灌漑システムおよびカガヤン州の1つの灌漑システムを対象としています。水田を一定期間乾燥させた後に再び灌漑する水管理手法であるAWDの導入を通じ、気候変動対策となる低炭素稲作農法の実現や持続可能な灌漑管理、温室効果ガス排出削減を推進します。

AWDは効率的な水利用を促すだけでなく、適切な条件下では稲作由来のメタン排出を削減できる可能性があることが知られており、農業生産性を維持しながら気候変動緩和に貢献する手法とされています。

既存プロジェクトの制度化と将来的な規模拡大へ

今回の締結は、NIAが新たに策定したAWD型カーボンクレジットプロジェクトに関するレギュレーションのもとで、既存のAWDプロジェクトを正式に制度化し、将来的な拡大およびプロジェクト登録に向けた評価を行う初の取り組みとなります。

約2万人の農家を対象とし、フィリピンにおける3年以上にわたるAWDプロジェクトの開発・実施経験を基盤とします。NIAとクレアトゥラ株式会社がプロジェクトの成果を評価し、プロジェクト規模の拡大やプロジェクト登録を推進するための正式な枠組みとして機能します。活動は今後、政府の方針および灌漑管理方法との整合を図りながら進められます。

関係者のコメントと今後の展望

調印式において、クレアトゥラ株式会社代表取締役CEOの服部倫康は、本取り組みが農家にもたらす便益に加え、気候変動対策となる農業分野におけるフィリピンと日本の協力強化への期待を述べました。

また、NIA長官のEddie G. Guillen氏は、本プロジェクトが灌漑利用者組合や地域コミュニティに対して持続的かつ具体的な価値を提供することの重要性を強調しました。

クレアトゥラ株式会社は今後もNIAおよび地域関係者と連携しながら、食料安全保障、持続可能な水資源管理、そして測定可能な温室効果ガス削減に貢献する気候変動対策に貢献する稲作の普及拡大に取り組んでいくとしています。

本記事はクレアトゥラ株式会社の発表をもとに作成されています。

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