江村美咲、フェンシングワールドカップで銀獲得

2024年3月16日、ベルギーのシント-二クラスで開催されたフェンシング女子サーブルワールドカップ大会にて、日本の江村美咲選手が銀メダルを獲得した。彼女にとって、女子サーブルワールドカップ大会でのメダル獲得は5回目、グランプリ大会を含めると通算8回目の快挙となった。

Sint Niklaas Women’s Sabre World Cup In photo: 1. BALZER Sara FRA 2. EMURA Misaki JPN 3. GKOUNTOURA Theodora GRE 3. CRISCIO Martina ITA Photo by Eva Pavía #BizziTeam

この大会で世界ランク3位の江村選手は、ベスト16でウズベキスタンのDAYIBEKOVA選手に15対8、準々決勝で同じ日本の福島選手に15対14で競り勝つと、準決勝では世界ランク2位のギリシャのGKOUNTOURA選手に15対9で勝利した。しかし、決勝では世界ランク1位のフランスのBALZER選手に15対8で敗れ、銀メダル獲得となった。

Sint Niklaas Women’s Sabre World Cup In photo: BALZER Sara FRA vs EMURA Misaki JPN Photo by Eva Pavía #BizziTeam

表彰式では、金メダルのBALZER選手、銅メダルのイタリアのCRISCIO選手、そして4位のGKOUNTOURA選手とともに、江村選手が表彰台に立った。

大会後のコメントで江村選手は、「事前合宿のスペインでも十分と言える準備ができず、左足の痛みが続いているため、メダルを取れるとは思ってもいませんでした。久々のメダルは嬉しいです。その中でいつもより柔らかい動作ができたり、冷静に試合を分析できた良い点、もっと粘り強く足を使いたかったのにそれができなかった反省点など、分析しなければいけない点は沢山あると思います。まだ試合動画を振り返れていませんが、次に繋げるためにも客観的に見て分析する予定です。1番の目標であるパリオリンピックに向けてさらに精進したいと思います。応援ありがとうございました。まずは明日の団体戦まで戦いきって団体戦でのオリンピックチケットを獲得し、治療に専念したいです」と語った。

なお、オリンピックの代表選手は、この大会終了後、5月中旬開催の理事会承認をもって発表される予定だ。次の戦いは3月17日に開催されるワールドカップ団体戦で、江村選手の活躍が期待される。