スタディスト、暗黙知をAIで整理するTeachme Knowledgeを提供開始
株式会社スタディストは2026年10月6日、現場に眠る暗黙知を含む知識をAIが自動で整理し、質問するだけで必要な情報にたどり着けるサービス「Teachme Knowledge」の提供を開始しました。
ファイルの選別・登録やフォルダ整理といった従来の運用負担をなくし、専任の管理者を置かずに知識の蓄積と活用を継続できる環境を構築します。今後は「Teachmeシリーズ」との連携を進め、知識の蓄積・活用から手順の標準化・徹底化までを一気通貫で支援することを目指しています。
開発の背景と現場における知識共有の課題
国立社会保障・人口問題研究所の推計「日本の将来推計人口(令和5年推計)」によると、生産年齢人口(15〜64歳)は2025年から2040年にかけて約15%減少する見通しとされています。また、厚生労働省「2026年版ものづくり白書」でも示されているように、熟練の技術者や担当者の引退に伴い、言語化されていない暗黙知や判断の勘所が十分に引き継がれないまま失われる課題が深刻化しています。

スタディストが実施した調査(対象:製造業・従業員100名以上のリーダー職以上、n=300、インターネット調査、実施時期:2026年8月)では、業務に必要な知識・ノウハウが「特定の人しか分からない状態」と回答した割合が91.3%に達しました。
さらに、「必要な情報を探し出せない」(72.3%)、「探し出せても内容が古い・最新か分からない」(70.7%)、「関連する情報が別々の場所にありつなげて把握できない」(70.0%)といった回答が多く挙げられています。情報が複数箇所に散在し、整理し続ける人的コストがかかることで知識が属人化し、「あっても使えない」状態になっていることが背景にあります。

Teachme Knowledgeの主な機能と特長
Teachme Knowledgeは、社内に散在する知識をAIが自動で構造化・要約し、質問を通じて必要な情報へアクセスできるようにするシステムです。

- 管理者不在での運用
ファイルの選別や登録、フォルダ整理を必要とせず、AIが情報を自動で要約・構造化するため、管理者を配置しなくても整理された状態が維持されます。
- 多角的な情報探索
「業務」「拠点」「時期」などの観点を掛け合わせて条件を絞り込み、キーワード検索と併用して必要な知識を探し出せます。
- 自然言語による質問と出典の確認
日常的な言葉で質問すると、AIが資料や過去の事例を横断して回答を作成します。回答の根拠となった出典の一覧が表示され、原文での検証が可能です。
- 回答のノート保存と共有
AIが生成した回答は公開範囲を指定してノートとして保存でき、次の担当者が再利用できるナレッジとして蓄積されます。
- 専門用語や表記揺れの解説
独自の言い回しや拠点・部署ごとの専門用語、表記揺れをAIがかみ砕いて説明し、均一な理解を促します。
蓄積された知識を活用してAIと対話を重ねることで既存の知識が掛け合わされ、新しい知識が生み出される仕組みとなっています。
Teachmeシリーズとの連携と今後の展開
スタディストは今後、AIマニュアル「Teachme Biz」との連携を予定しています。Teachme Knowledgeに蓄積された知識とマニュアルを横断して検索できるようにするほか、トラブル報告や対処方針などの更新内容をもとに、マニュアルの作成・更新を提案する機能の提供を目指すとしています。
さらに、業務プロセスツール「Teachme Process」をはじめとする他のTeachmeシリーズ製品とも連携を進め、知識の変化を検知してマニュアルへ自動反映する機能などを拡張していく予定です。
株式会社スタディスト 会社概要
- 社名:株式会社スタディスト
- 本社所在地:東京都千代田区神田錦町1-6 住友商事錦町ビル9階
- 拠点:【国内】東京(本社)、名古屋、大阪、福岡、宮崎 / 【海外】タイ(バンコク)、ベトナム(ホーチミン)
- 代表取締役CEO:鈴木悟史
- 創業:2010年3月19日
- 資本金:10,320万円(資本準備金含む)
- 事業内容:AIマニュアル「Teachme Biz」を含む「Teachmeシリーズ」の展開、生産性向上に関するコンサルティング、企業研修事業等
- URL:https://studist.jp/
- プロダクト詳細:https://biz.teachme.jp/products/knowledge/
本記事は株式会社スタディストの発表をもとに作成しています。
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