野村不動産HDとダイキン、解体現場で業務用空調機の水平リサイクルを試行
株式会社point0が運営するコンソーシアム「point 0 committee」に参画する野村不動産ホールディングス株式会社とダイキン工業株式会社は、野村不動産の解体現場で使用済み業務用空調機の水平リサイクルに向けた調査・試行を実施しました。

本試行はpoint0の企画・共創支援のもとで行われ、現場における実務上の課題抽出に加え、環境面や経済面における有効性が確認されました。point0は今回の成果を踏まえ、他の参画メーカーでのリサイクルスキーム構築や検討を推進し、業界を超えたサーキュラーエコノミーの拡大を支援するとしています。
業務用空調機の水平リサイクルに向けた背景
2050年のカーボンニュートラル実現に向けては、建築物分野において製造から廃棄に至るエンボディドカーボン(CO2)の削減が求められています。しかし、実際のビル解体現場では作業スペースの制限や工程増加に伴うコストなど、サーキュラーエコノミー推進に向けた実務上の課題が多く存在していました。
こうした状況に対し、point0は多様な企業や団体が参画する「point 0 committee」の強みを活かし、持続可能なサステナビリティ社会の実現に向けた企画や施策を検討してきました。その中で最も実現性が高いと判断された解体現場における業務用空調機の資源循環スキームについて、point0がハブとなって場づくりや施策アイデアを提供し、賛同した野村不動産ホールディングス株式会社とダイキン工業株式会社が実行主体となって検証が進められました。
解体現場での取り外しから分別作業までを検証

今回の連携では、実際の解体現場における空調機の取り外しをはじめ、回収後の分解・分別作業に至る一連のプロセスが試行されました。
検証の過程を通じてオペレーション上の課題や技術的課題が抽出された一方、環境への貢献の可能性や、資産価値向上による経済的メリットの余地が確認されています。
他の参画メーカーへの展開と今後の展望
point0では、今回の試行で得られた成果を踏まえ、「point 0 committee」に参画する他のメーカーにおいても自社プロダクトのリサイクルスキーム構築に向けた検討を開始しています。
今後もコンソーシアムの知見とネットワークを活かした協創/共創の場づくりやアイデア提供を通じ、参画組織による業界の枠を超えた資源循環の取り組みを支援していく方針です。
株式会社point0の概要
株式会社point0は、「働く空間の価値」を創出するオープンイノベーションの加速化を目的に2019年2月に設立され、実証実験の空間として「point 0 marunouchi」や、ソロワーク環境を整備した「point 0 satellite」を運営しています。2026年10月現在、プロジェクトには20を超える企業・行政機関・教育機関が参画しています。
- 所在地:東京都千代田区丸の内二丁目5-1丸の内二丁目ビル4階
- 代表者:代表取締役 石原 隆広
- 資本金:11億2,350万円(資本準備金含む)※2026年4月現在
- 設立:2019年2月
- point0 ウェブサイト:https://www.point0.co.jp/
- point 0 marunouchi:https://www.point0.work/
本記事は株式会社point0の発表をもとに作成されています。
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