デルタ電子とNVIDIAが次世代自動運転システム開発で協業
デルタ電子(Delta Electronics, Inc.)は、次世代自動運転システムの開発を加速するため、NVIDIAとの協業を発表した。デルタ電子が持つ自動車向けエネルギーマネジメントや車載高性能コンピューティング(HPC)などの知見と、NVIDIAの自動運転プラットフォームを組み合わせて技術の高度化を推進する。両社はAIを活用した自動運転ソリューションの開発を通じ、スマートモビリティ市場の成長を加速させることを目指している。
NVIDIAのプラットフォームを活用した自動運転開発
協業において活用されるNVIDIA Hyperionは、レベル4自動運転車およびロボタクシー向けのリファレンスセンサー・コンピューティングプラットフォームである。2基のNVIDIA DRIVE AGX ThorとNVIDIA Halos安全システムを統合しており、安全性を確保しながら量産に対応した自動運転システムの開発を加速させる設計となっている。
デルタ電子は、自動車分野で培った技術力とシステムインテグレーション能力に加え、NVIDIAの専任エンジニアリングチームから支援を受けながら、NVIDIA Hyperionを活用した自動運転ソリューションの開発を進める。
両社幹部による協業への期待
デルタ電子モビリティ事業執行役員副総裁のJames Tang(唐修平)氏は、本協業を通じてAIおよびHPC技術を先進自動運転機能へ統合し、次世代スマートビークルの実用化を加速させるとともに、急成長するスマートモビリティ市場における新たなビジネス機会の創出を目指すとしている。
また、NVIDIAオートモーティブ担当バイスプレジデントのRishi Dhall氏は「デルタの自動車技術およびシステム統合に関する専門知識とNVIDIA Hyperionを組み合わせることで、次世代モビリティに向けた安全でインテリジェントかつスケーラブルな自動運転システムの開発を加速できると期待しています」とコメントしている。
技術開発とエコシステム構築による市場開拓
両社は自動運転分野における技術開発、エコシステム構築、市場開拓において相乗効果を高めていく方針だ。デルタ電子は、世界有数の自動車メーカーとの協業経験とNVIDIAが持つグローバルなエコシステムを活用し、顧客やパートナーとの連携拡大を進める。
デルタ電子(Delta Electronics, Inc.)は1971年に設立され、台湾証券取引所に上場している(証券コード:2308)。電力変換技術および熱管理ソリューションを手がけ、世界5大陸約200拠点に営業、研究開発、生産拠点を展開している。
主な実績や評価は以下の通り。
- 2011年以降、15年連続でDow Jones Best-in-Class World Index(旧DJSI World Index)に選定
- 気候変動および水資源保全への取り組みによりCDPの「ダブルAリスト」に5度選出
- 持続可能なサプライチェーン構築への取り組みにより9年連続で「Supplier Engagement Leader」に認定
公式ウェブサイト:www.deltaww.com
本記事はデルタ電子の発表をもとに作成されています。
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