NEの韓国子会社NE Koreaが事業開始 次世代AIコマース対応へ
NE株式会社の韓国子会社であるNE Korea Inc.は、2026年10月1日付で事業を開始しました。同社は韓国のEC事業者向け受注・在庫管理システム「Next Engine」の運営事業を譲り受け、同事業に携わってきた従業員の移籍や商標等の承継を行いました。中期経営計画でグローバル展開を掲げるNEは、韓国拠点を足がかりに、AIエージェントが商品や在庫データを扱える仕組みの構築を急ぎます。
事業開始の背景とAIエージェントへの対応
米国などを中心に、GeminiやChatGPTといったAIが商品の検索から比較、購入までを支援するエージェンティック・コマースが始まっています。2026年1月にはGoogleが共通規格を公表し、2026年9月29日にはOpenAIが常時稼働するAIエージェントやプラグインの仕組みを発表するなど、技術基盤の整備が進んでいます。
韓国でもNAVERやKakaoがAIエージェントの提供や計画を進めており、EC事業者にはAIという新たな売り場へ商品や在庫の正確なデータを届ける基盤が求められています。NEは日本国内で6,700社を超える事業者のデータを扱い、2026年5月のAPI刷新と6月のMCPサーバー実装を通じてAIエージェント対応を進めてきました。NE Koreaは、この仕組みを日本国外へ展開するための拠点となります。また、2026年6月に業務提携した韓国のECプラットフォームであるCafe24 Corp.との連携アプリケーション開発も現地から推進します。
NE Koreaの今後の取り組み
NE Koreaは、韓国のEC事業者が市場の変化に対応できるよう、以下の取り組みを進めます。
- Next Engine KoreaのAPIとMCPサーバーの実装を進め、AIエージェントが受注、在庫、商品のデータを扱える状態を整備
- 各社のAIエージェントに組み込めるプラグインとしてNext Engine Koreaを提供する準備を推進
- AIエージェントを介し、国や言語の違いを越えて利用者が自身の言語で扱える操作画面の実現
- Cafe24との連携を進め、日韓両国のEC事業者が相互に販売しやすい環境の整備
なお、本件が2027年4月期のNEの業績に与える影響は軽微としています。
会社概要およびサービス概要
NE Korea Inc.の概要は以下の通りです。
- 名称:NE Korea Inc.
- 所在地:韓国ソウル特別市衿川区加山デジタル2路144 現代テラタワー加山DK 10階 1005・1006号
- 代表者:代表理事 比護 則良、代表理事 イ・サンヒョン
- 事業内容:EC運営システムの開発、提供及び運営管理
- 資本金:200,000千ウォン
- 設立:2026年8月3日
- 事業開始:2026年10月1日
- 企業サイト:https://www.ne-inc.kr
- サービスサイト:https://next-engine.co.kr
韓国で2019年に提供を開始したNext Engine Koreaは、Coupang、NAVERスマートストア、11番街、Gマーケット、MUSINSA、Cafe24などに対応する受注・在庫管理システムで、2026年9月30日時点の登録会員数は873(無料会員を含む)となっています。
親会社であるNE株式会社の概要は以下の通りです。
- 会社名:NE株式会社
- 代表取締役社長CEO:比護 則良
- 本社所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目2-3 EPIC TOWER SHIN YOKOHAMA 16階
- 設立:2022年5月2日
- 上場市場:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:441A)
- 資本金:275,956千円(2026年4月30日現在)
- 事業内容:EC支援・SaaS事業、コンサルティング事業、コマーステック事業
- 企業サイト:https://ne-inc.jp
本記事はNE株式会社の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



