小樽芸術村の浮世絵を没入型メタバースで体感、企画展開催

公益財団法人似鳥文化財団、株式会社NTT ArtTechnology、株式会社東急文化村、大日本印刷株式会社は、似鳥文化財団が所蔵する浮世絵をインターネット上の仮想空間で体感できる企画展「小樽芸術村デジタルアーカイブ 迫力の浮世絵展」をBunkamuraメタバース上で2024年4月25日から6月30日まで開催する。

小樽芸術村は、20世紀初頭に建造された歴史ある建築物5棟4館からなる美術館施設だ。本企画展では、小樽芸術村が誇る浮世絵コレクションの中から三枚続などで全景を見せるパノラミックな浮世絵を中心に紹介する。メタバース上での作品鑑賞を通じ、実物の作品を鑑賞するために小樽まで足を運んでもらう機会の創出につなげていくことを目指している。

展示する作品は、NTT ArtTechnologyが協業パートナーである株式会社アルステクネと連携し、アルステクネの特許技術「三次元質感画像処理技術(DTIP)」を使用して高精細デジタル化した。

メタバース展示では、江戸時代から明治時代にかけて描かれた美人画・風景画・妖怪画をそれぞれの作品の雰囲気に合わせたメタバース空間で鑑賞できる。さらに、アバターで作品そのものの中に入り込んだような体験を提供する没入型のメタバースおばけ屋敷も展示する。メタバース空間内では作品に関わる謎解きを設置しており、全問正解した方には小樽芸術村でポストカードと引き換えができる引換券をプレゼントする。

また、メタバースでの展示作品に大正・昭和の作品を追加し、時事の出来事や絵師に関わる年表と合わせてキューブ型のインターフェースで鑑賞できるDNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ®」も公開する。

なお、2024年2月15日から3月31日に開催したBunkamura35周年企画ポスター展「Bunkamuraオペラの軌跡~これまで、そしてこれから~」を同時開催する。Bunkamuraは、バーチャル空間上の文化・芸術の発信拠点として「Bunkamura メタバース」をオープンしている。

valvix

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