約半数が回線見直し未経験、インターネット回線の実態調査

株式会社ITSUKIが、20代から60代の男女を対象に「インターネット回線見直しの実態」に関する調査を実施した。この調査は、2024年5月28日から29日にかけてインターネット上で行われ、自宅にインターネット回線を導入している337名から回答を得た。

調査の結果、現在のインターネット回線を契約してから4年以上経過している人が69.1%と最も多く、次いで3年以内が13.4%となった。この2つの回答で全体の8割以上を占め、多くの人が長期間にわたってインターネット回線の見直しをしていないことが明らかになった。

また、現在契約しているインターネット回線の決め手としては、「料金」が52.8%で最も多く、次いで「通信速度」が37.3%となった。このことから、自宅のインターネット回線を選ぶ際には、料金と通信速度が重要視されていることがわかる。

さらに、過去にインターネット回線を見直したことがある人は55.5%、ない人は44.5%という結果になった。約半数近くの人が、一度契約したインターネット回線を見直しすることなく利用し続けていることが判明した。

一方、過去にインターネット回線の見直しをしたことがある人に、その理由を尋ねたところ、「より快適な通信環境を整えたかったから」が40.1%で最も多く、次いで「インターネット回線費用を抑えたかったから」が39.5%となった。やはり、通信速度と料金が見直しの主な理由となっていることがわかる。

また、過去に一度もインターネット回線の見直しをしたことがない人に、その障壁を尋ねたところ、「回線を変えるのに手間や費用がかかりそう」が42.6%で最も多く、次いで「回線やプランを調べるのが面倒くさい」が28.0%となった。インターネット回線の見直しには、手間やコストがかかるというイメージが強いことが明らかになった。

最後に、今後定期的にインターネット回線の見直しをしたいと思うかどうかを尋ねたところ、「いいえ」が55.2%、「はい」が44.8%という結果になった。約半数の人は、定期的な見直しを考えていることがわかった。

今回の調査から、自宅のインターネット回線を選ぶ際には、料金と通信速度が重要視されていることが明らかになった。また、一度契約すると長期間見直しをしない人が多く、過去に一度も見直しをしたことがない人も約45%に上ることがわかった。インターネット回線の見直しには、手間やコストがかかるというイメージが強いことも判明した。